今回は「感情のコントロールが難しい」と悩む人に是非とも聞いて欲しいお話で「怒りの感情をコントロールする方法」という内容でお話をしていきます。
学生さんであれ、社会人であれ、あなたが社会生活を営むに当たり、避けては通れないのが人間関係だと思います。
もちろん、友達や好きな人とだけ、関われる人間関係があれば理想的ですが、なかなか現実はうまくいきません。
会社であればキライだなと思う人と、仕事しなけりゃいけない時もあるでしょうし、理不尽な上司やあなたの言うことを聞かない部下にも、怒りの感情を持ちながらでも自分の仕事を進めないといけません。
学校であれば、気に入らないアイツとは、1年間同じクラスで年がら年中怒りとムカツキで、ストレスが溜まりまくるなどなど…
特に、仕事や学校などの公の場所では、怒りの感情を持たざるを得ないな人間関係に苛まれている人は、非常に多いと思うのです。
はたまた、特にあなたが決死の思いで仕事なり、スポーツなり、恋愛なり、一生懸命頑張ろうとしているのに
- 「あいつなにやってんだ?」
- 「寝言は寝て言え」
- 「いい加減諦めろって」
・・・などと、心無い批判を浴びせてくる人たちも残念ですが存在します。
そこで、今回はそんなあなたの決意を踏みにじるような批判を受けても怒りの感情を見事コントロールし、あなたのモチベーションアップはもちろんのこと、周囲からも賞賛をあびてしまう方法や会話術についてお話をしていきます。
実はこの方法、小学生でもできるのです
ですが、ほとんどだれもやってません。びっくりしますけど…
逆に、人たらしといわれる人種は、この怒りのコントロール術を意識的に使うことで、その気になれば敵をも味方に変えてしまえるし、いくら批判をもらっても批判の力をエネルギーに変え、あなた自身の賞賛に変えてしまうのです。
もっと言えば、その結果人にも、仕事にも恋愛にも困らない。
理想的な人間関係を築いてしまいます。
それほどまでに強力な会話術です。
なので、決して悪用しないでください(笑)
それでは、今回もはりきって行きましょう。
怒りの感情をコントロールする方法
まず、基本として感謝の気持ちを持ちましょう。
「ありがとう」
具体的には、この5文字をできるだけ意識的に使うようにしてみてください。
「おいおい、いまさらかよ…」と思われるかもしれませんが、進んで感謝を述べられる人が、身の回りに一体どれだけいるでしょうか?
その分あなたが「ありがとう」と意識的に使うことで、身の回りにいる、どうでもいい人やその他大勢から1歩も2歩も抜きん出ることが可能です。
面白いことに人は感謝しながら、怒ったりストレスを感じることができません
そして「嫌いな相手にほど効いてしまう究極の人心掌握術」にも書きましたが、人は感謝されたり
自分に一目置いてくれた相手を嫌ったり、攻撃することができません。
大抵の人は、人にいいことをされてから感謝の気持ちを述べます。
ですが、最初に自分から感謝の気持ちを述べることで不思議と相手に感謝の気持ちが湧いてきます。
その結果相手にも、感謝の気持ちをおすそ分けすることで、理想的な人間関係を構築できてしまうのです。
ただのキレイゴトだと感じてしまうでしょうか?
この話をよりリアルに体感してもらうために怒りのコントロールにまつわるお話をさせていただきます。
とある少年サッカーチームに所属している小学生女子のA子さんの話
男子に交じって女子が試合に出ていることもあってでしょうか?
A子さんが試合に出るたびに「あのチーム女がいるぞ!」とか「相手は女子だぞ!絶対ボールを取れ」など心無いヤジを相手チームの応援団から浴びせられることもしばしば。
最初はA子さんも「女の子だから、何か?」「こんなことで怒っていたら試合が台無しになる」と我慢していたのですが、やはりそんなヤジが日に日に増すにつれて、気分が落ち込んだり、こんな形で人の足を引っ張るなって許せない…とふつふつと怒りがこみ上げてきたのです。
そんな矢先、ある試合でコートからボールが出てしまい、A子さんがボールを撮りに行こうとしたら、相手チームのお母さんがボールをとってくれました。
ふつうなら、自分にヤジをとばしてくる相手らに「さっさとボールをよこせ!」の罵声の一つもあびせたくなることでしょう。
しかしA子さんはここであえて怒りをこらえて
ありがとうございます
と大きな声でお礼を言ったのです。
その後、試合でA子さんにヤジを飛ばす人はいなくなりました。
その後A子さんはこう語ります。
わたしは『ありがとう』は日本で一番美しいことばだと思った。ありがとうって言っただけで相手の表情や心が変わるような気がした。わたしはこれからもサッカーを続けようと思いっている。また、女の子だからとバカにされたり、いやなことをいわれたりするかもしれない。けれど、今回の試合のことを思い出し『ありがとう』の心をもって冷静に対処したいと思う。
ということです。
怒りのコントロール術は、あらゆる人間関係の垣根を超えて通用します
辛口のコメントで有名な野球評論家の張本勲さんは、48歳になってもなお現役を続けるサッカーの三浦知良選手に「(J2は)野球で言えば2軍のようなもの。もうお辞めなさい」と引退勧告とも取れるコメントをテレビでされました。
この張本さんの発言に対して、三浦知良選手は、
『もっと活躍しろ』って言われているんだなと思う。『これなら引退しなくていいって、オレに言わせてみろ』ってことだと思う
と怒るどころかむしろ「光栄です」と感謝の気持ちを述べたのです。
普段はご自身の番組でも、辛口なコメントで有名な張本さんですが今回のカズさんの切り返しには、参ったと心からの賞賛を送っています。
いかがでしたでしょうか?
このように感謝や「ありがとう」の5文字には、怒りの感情をコントロールし、周囲の批判をも賞賛に変えてしまえる力があるのです。
そして、やってもらえればわかるのですが、周囲に「ありがとう」や「おかげさまで」と感謝を伝えている間は変に他人の悪口を言ったり寂しさを感じることがなくなります。
たった5文字を使うだけで、怒りの感情をコントロールでき、どんな相手とでも良好な人間関係を築くことが出来るのならば使わない手はありません。
この「ありがとう」に匹敵するくらい人の気持ちを動かしあなたのファンにさせる「魔法の言葉」がもう一つあるのですが、ボクの公式LINEで行っている講座にアクセスできますので、興味がある方は、ぜひ一緒に勉強していきましょう。
それでは今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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