自分ばかり不幸だ。
自分ばかり忙しい。
自分ばかり大変だ。
自分ばかり仕事をしている。
自分ばかり尽くしている。
自分ばかりが…と思っている人も多いのではないでしょうか?。
職場とかでも、自分ばかりが…ということを言っている人もいますね。
ただ、自分ばかりが…なんて思っても、良い事なんてひとつもあまりありません。
自分ばかりが・・・と思う心理ってなんだろう?
現状の自分の状況や扱いに不満があり、承認欲求が高まっている状態だと言えます。
端的に言うと、もっと認めてほしいという気持ちが、自分ばかりが…と思わせているのです。
あの人は楽をしているのに、自分ばかり仕事を押し付けられている、なのに十分に評価されていない、だからもっと評価してほしいとなどと思っているのです。
でも、自分ばかりが…と思ったところで、評価をされることはありません。
そもそも、評価されていないから、自分ばかりが…と思ってしまっているのですから、自分ばかりが…と思っても、何かが満たされることはなく、よけいに惨めになってしまいます。
自分ばかりが…は事実なのだろうか?
自分ばかりが…というのは、事実でしょうか?
もちろん、あなたにとっては事実なのですが、他者から見たらどうでしょうか?
例えば、あなたの職場に、自分ばかりに仕事が回ってきて大変だとほざいている人がいたとします。
あなたはこれを聞いてどう思うでしょうか?
表向きは「そうだね、大変なんだね」と流すことが多いでしょう。
ですが、腹の底では「よく言うよ、大して仕事してないじゃん」とか「こっちのほうが大変だわ」と思っていたりしないでしょうか?
はい、ボクはめちゃくちゃあります。
うちの奥さんからも「大して仕事していない人間ほど、良く吠える」という名言が飛び出すぐらいです。
人って、自分がしたこと、してあげたことは、細かいことでも、よく覚えているものです。
ところが、他人がしたこと、他人にしてもらったことというのは、印象に残ったもの以外は覚えていないものです。
人は、基本的には自分が一番と思っている生き物なので、他人が何をどれだけしたかなんて、大して興味がなんです。
だから、他人がしたこと、してもらったことというのは、あまり覚えていないのです。
つまり、自分ばかりが…というのは、あなたにとっては事実ですが、他人からしたら、事実ではないことが多いのです。
だから、自分ばかりが…と思っていても、他人から評価されることはないんです。
自分ばかりが…という人を見て、どう思いますか?
自分ばかりが…と言う人や、言わなくても、それを態度に出す人を見て、あなたはどう思いますか?
正直、ちょっとうざくないですか?
うざくて当然です。
あなたにとっては、その人が言う自分ばかりが…は、事実ではないのです。
実際に「こっちのほうが大変なのに、自分ばかりが…とか、何言ってんだコイツ」と、思ってもしかたがありません。
他人から見ても同じです。
あなたが、自分ばかりが…と言っていたら、他人はあなたのことを「コイツ、うぜぇなぁ」と思っています。
つまり、自分ばかりが…と言ってる人は、他人から嫌われます。
間違いなく。
これは、どんなパターンであっても同じです。
人は感情の生き物です。
嫌われてしまっては、本当にあなたばかりが頑張っていたとしても、ますます評価されなくなります。
そして、あなたはますます不満を抱え、自分ばかりが…という思いを強くするといった、負のループに陥ってしまいます。
自分ばかりが…という思いは、持たないほうが幸せになれる
自分ばかりが…と思っても、他人にそれを認めてもらえることは稀です。
認めてもらえなければ、ますます不満が溜まりますので、不幸になるだけです。
実際には、例えば、損な役回りばかりを引き受けさせられている人とかっているので、そういう人が、自分ばかりが…と思っていても、事実ではあるのですが、それを表に出した時点で「何言ってんのコイツ」ということになってしまいます。
自分ばかりが…というのを、出さない人はどうでしょうか?
ますます、損な役割ばかり引き受けさせられるかもしれません。
でも、それを出さない人のほうが、単純に格好いいですし、助けてあげたくなるというのが人情というものです。
無償で犠牲になるような、自分ばかりが…でも全然大丈夫です、という精神に目覚められると、良いかもしれません。
ふと、そんなことを思った一日でした。
さて、明日もがんばりますか。
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