東京にきています。
本当にビジネスの打ち合わせというものは、テンションがあがります。
つい最近まで、自分の関心ごとは、今後、自分がどのように生きていくか?どのように生きていくことが楽しいか?ということでした。そこで僕自身が何を大切にしているのか?どんな時が一番楽しいのか?などを考え続けていると、いつの間にか、価値って何なのか?何に価値を感じるのか?人が価値を感じるとはどういうことなのか?といった一般的な問いに変わってきました。
この問いに変わった原因は、僕自身が経済学を学んでいて世の中全般に興味を持っているからでしょう。笑
そこで、ブログであれば他人が見ているので、整理して分かりやすく伝えようというインセンティブが働きます。分かりやすく伝えることができたら、自分の理解につながるはずです。
ブログに書けるテーマも以外と限られた内容になってくるので、この機会を逃すわけにはいかないということで、早速書き始めたいと思います。結果的に良くわからんことを言っているかもしれませんが、発散的に書かせていただきます。笑
そもそも価値とは何だったのか?
ボクの今の理解で言うと、価値とはある事象や事物を見たり・聞いたり・触ったり・味わったり・嗅いだりして、その行為や存在について良いか悪いかを判断すること、また、判断だけでなく、価値判断と関係する事物の存在や行為そのものを指す言葉だと思っています。
人がある事物や現象を五感を持って認知した時、良いと感じるものが価値があるとされ、悪いと感じるものが価値がないとされると考えています。
価値の起源について調べてみました
価値の本質、価値と事実との関係、価値判断の妥当性などについて哲学的に考察する学問。狭義には、19世紀後半からドイツに興った新カント学派の価値哲学をさす。
経済学で、商品の価値の本質・形成過程などについての理論。
引用:価値論(かちろん)とは
ここで疑問なのは、経済学上の価値は分かりやすいのですが、哲学的価値とはどのようなことなのでしょうか?
哲学的価値の探求とは大まかにこんな感じに進められていたようです。
- 価値とは欲望や感情の対象かな?
- 価値とは主体の要求に制約されることのないものであり、事物と価値は別々に存在しているのかな?しかも価値は客観的で絶対的なので、価値の秩序が存在するとも考えられている。
- 価値が実際のモノに紐づくんじゃなくて、観念・理念的なものだったとしても価値の秩序やら体系なんか存在しないでしょ?最終的には究極の価値同士の対立関係なんじゃ?
- 価値って事実とは違って、人間の感情とか行為の機能なんじゃないの?みんなにある程度納得感ある形で受け入れられているのがここから。
- ていうか価値ってある程度、個人や集団に依存するよね。みんなにある程度納得感ある形で受け入れられているのがこの辺り。
ここまでの話をまとめると、価値について研究が盛んになったのは19世紀末の話で、価値ってそもそも何だよ?っていう哲学的問いからスタートして、今は、価値って結局は人によって感じ方(意味)が違うよね〜っていうところで落ち着いています。
価値の必要要素
価値を感じるために必要なことって何だろう?
基本的に、上のお偉い哲学者が考えたことを大まかにまとめを参考にします。
- 人
- 事物
- 感情
ここが最低でもなかったら、人が物事に価値を感じることはないよなってことが分かりました。
つまり、人が事物を見て感情で価値判断するわけです。
そこで気になるのが、人の感情は何の影響を受けるのでしょうか?
それは、その時の状況・気分や育ってきた環境といった要素で感情に変化が生じることが想像に難くないです。
また、集団において共通する環境が提供されることから、一定のレベルで共通する感情があるとも考えられます。
さらに、価値判断は環境などといった要素の組み合わせだけではなく、時間の流れによっても変化します。そんな中、現在の世界は世界中がインターネットで繋がったおかげで人々の価値判断は急激な変化を遂げているといったことが言えると思います。
価値の多様性
上記では、現在インターネットによって人々の価値判断は、急激な変化を遂げていることを述べました。ここでは、そのことについてさらに言及していこうと思います。
以前の村社会などの小さな社会で生活する分には、自分の感覚だけで社会のニーズや価値判断の変化に対して対応できたので、旧来の管理システムで十分でしたが、今の世界では、どこにいても国際的な関係性の中で人々が生活しています。
基本的には、個人や労働者の視点からでは意識することはありませんが、管理者や経営者などの資本者からすると非常に複雑な世の中になってきており、世の中の流れを昔ながらの方法では読むことができなくなってきています。
また、グローバル化では、特定の分野においては価値判断の統一化が進みますが、人間は現実世界で生きているため、現実社会の変化は人間の住む土地や環境が大いに関係します。なので、ネットの影響によって価値観の衝突が多数発生し、変化が加速しているとは言えると思いますが、価値観自体が完全に統一されていくことはないと考えています。
価値観の大きな流れとしては一つに向かっていきますが、細かい部分では依然として多数の価値観が存在するはずです。
そのため、世の中にある一種のサービスが存在としてもその評価の良し悪しは今後も人によって変わることが予想できます。
だから、一人の経営者や会社が全てのニーズなどの価値判断に答えられるわけがなく、会社自身の価値判断に沿って、世の中のニーズを満たしていくことが必要です。
さらに、あるニーズを満たすと新たなニーズが生まれるのが世の中の常ですので、価値判断の変化は今後も変わることがありませんし、ニーズがなくなることもありえません。
会社は、常に人々の価値判断の変化と、ニーズの変化に対応しなければなりません。
そこで会社は、人々の価値判断の変化、ニーズの変化、ニーズの規模、技術の発展を注視することで、初めて人々に価値の提供をすることができます。
僕はこれらの動きに合わせて適切な事業運営をすることが今後の世界で求められていることだと考えてます。これは、つまり、変化の激しい時代であると同時に、チャンスが常にある時代とも言えるでしょう。
価値の種類
価値にはどんな種類があるのかな?
一般に「道徳的価値」「美的価値」などと使用されるが,さまざまな意味をもっている。 (1) 哲学的には,人間主体の欲求や関心に対して対象のもつ意味をいい,それゆえ欲求や関心の度合いにより価値は相対的なものともなる。欲求や関心の種類に応じて,経済的,宗教的,理論的,道徳的などの価値に分けられる。古来,真,善,美,有用性などが哲学上の絶対価値とされてきた。経済学においては有用性の面から物の価値がはかられ,生存における直接的有用性から評価される使用価値と,他の財との相対関係においてもつ交換価値に分けられる。これらの価値の成立,諸価値の体系化を試みる学を価値論 (→価値学説 ) と呼び,価値一般,すなわち真善美などの絶対的価値との関係においてなされる判断を価値判断という。後者は事実判断に対する語。 (2) H.ラスウェルによれば,Aが価値Vに関し,これをBに対して付与ないし剥奪できるとき,AはBの行動様式を支配できるとされている。したがって価値は人間の行動を左右する規範的基準である。この意味で政治とは価値の権威的配分であるといえる。政治において配分される価値は経済的価値 (富) ,社会的価値 (名誉) ,権力という価値である。そしてこの配分の仕方が政策となる。
引用:価値(かち)とは – コトバンク
ここで言っている価値を抽出してみると、こんな感じになります。
- 経済的価値
- 使用価値
- 交換価値
- 宗教的価値
- 理論的価値
- 道徳的価値
- 真善美的価値
- 社会的価値
- 権力的価値
このようなことなどが挙げられるようです。
また、価値の機能的な側面に注目すると、普遍的価値、価値の妥当性といった角度からも考えられるんですが、ここでは直接的に関係ないので考えません。
ついでに、はっきり言うと…
上記の価値の種類についてはあまりにもしっくりこないので、自分なりに整理してみようと思います。
どうやって分類しようか検討もつきませんが、まずは、精神と物質という分類で考えてみようと思ったのですが、そもそも価値って精神上の現象じゃないですか?となったとします。
事物が精神か物質で、どのような価値判断に別れるかってことを分類できるかもしれない
こういう結論まで行き着いたので、一度、羅列してみました。
- 経済的価値(対象は精神・物質ともにあり得る)
- 使用価値(対象は精神・物質ともにあり得る)
- 交換価値(対象は精神・物質ともにあり得る)
- 宗教的価値(対象は精神・物質ともにあり得る)
- 理論的価値(対象は精神)
- 道徳的価値(対象は精神)
- 真善美的価値(対象は精神)
- 社会的価値(対象は精神・関係性)
- 権力的価値(対象は精神・関係性)
あんまりうまい分類じゃない…ですね。申し訳ないです。
お金にできるかできないか?
- 経済的価値(できる)
- 使用価値(できる)
- 交換価値(できる)
- 宗教的価値(できない)
- 理論的価値(できない)
- 道徳的価値(できない)
- 真善美的価値(できない)
- 社会的価値(できない)
- 権力的価値(できない)
これも、あんまりうまい分類じゃなかったかもしれません。
利用して価値を感じるものか?
それとも、思想に影響を与えることで価値を発揮するものか?
- 経済的価値(利用)
- 使用価値(利用)
- 交換価値(利用)
- 宗教的価値(思想)
- 理論的価値(利用)
- 道徳的価値(思想)
- 真善美的価値(思想)
- 社会的価値(利用)
- 権力的価値(利用)
これは、なんか納得感があるので採用してみましょう。
利用することで、価値を感じるものは?
- 経済的価値
- 使用価値
- 交換価値
- 理論的価値
- 社会的価値
- 権力的価値
人の思想に影響を与えることで価値を感じるものは?
- 宗教的価値
- 道徳的価値
- 真善美的価値
人の思想に影響を与えることで価値を感じるものは、現状で納得感のいく答えを出せそうにない。
少しだけ、触れておくなら、ここの価値観に対して影響を与える要素を見出して、コントロールすることができるなら、人の多様な価値観を奪うことも増やすことも可能になるのかな。
ただし、今回は、利用することで価値を感じることに関して言及をしていくところで、続きは、次回に書こうと思います。
続きの記事を書きましたので更新します!
さて、明日もがんばりますか。
コメント