ボクのコンサルしている会社にもいるのですが、そこに、居ない部下のことをよく愚痴をいう担当の方がいます。
もう聞いているだけで、ゲンナリしてしまうんですよね。
どんな会社でも、どんな社会でもあると思うんですが、こういうダメな人って、意外と多いのかもしれません。
誰かを批判する人は寂しい人かもしれない
この手の人は、はっきりいって、心が病んでいる人です。
もちろん、誰だって人への愚痴を言うときはあります。
しかし、常に誰かを批判しないと気がすまない人は、一種の病気です。
- 「あいつさ、ホント仕事が出来ねえんだよ」
- 「普通は、こういうとき部下が率先してやるよな」
- 「あいつのああ言うところが、ダメなんだよ」
- 「せっかく、オレが助言してやったのに」
- 「あーすればいいのに、こーすればいいのに」
- 「ゴニョゴニョゴニョ…」
こういうことは、本人には直接言いません。
言ったとしても、遠まわしに言うだけだったりします。
この手の愚痴をよくボクと、二人っきりになったときに言うのです。
聞いててもう疲れるというか、心が憂鬱になるというか…
ボクは、普段からいろいろ言う人間ではあるので、あえてこういうときに言いたいことは言います
どんな立場の人に対しても、ボクははっきりお伝えします。
- 「それ本人に直接言ったらどうです?」
- 「それ言わないから本人気づかないんじゃないですか?言いました?」
- 「私が言ってあげましょうか?」
もちろんソフトに言っていますが、このようなことを言うとだんまりしてしまいます。
そのだんまりにも、モヤモヤ感が出てしまうんですけどね。
「あぁぁぁ、もうはっきり言えや!」って思うわけです。
こういう人は、実は相手を責めたいのではなく、自分が誰かから認められたい、褒められたい、慕われたい、という欲望からくるものだと思うのです
これだけではなく、誰かに嫌われることへの恐れだったりするかもしれません。
その恐れが、過剰に反応してしまい、嫌われる前に、愚痴られる前に、先に嫌ったり愚痴ったりしてやろう!という思いがあります。
そうしておけば、万が一嫌われたりしても「だから、あいつは最初から好きじゃなかったんだよ」と言い逃れができるからです。
このように思うと、なんだか可哀想になってきますね。
誰かの文句を言わないと自分を肯定できない
俗に言うのかどうか知りませんが「他人を否定することでしか自分を肯定できない」という人がいます。
これは自分に自信がない人に多いです。
そして、周りの目をとても気にしてしまう人です。
ようは、自分の周りの人間を先に批判・ダメ出しすることにより、自分の地位を必死に確保しようとしているのです。
例えばの話で、考えてみたいと思います
実は、仕事に自信を持っていない上司が居たとします。
その上司に部下が配属されました。
この場合、上司は過剰に部下のことが気になります。
あいつは、オレをダメ上司だと思っていないだろうか?
影でオレのことをバカにしてないだろうか?
あいつのせいで、オレが仕事できないのが周りにバレないだろうか?
このように思ってしまう気の弱い人はそれなりにいると思います。
それでも人を批判したりしなければ、なにも問題ないのです。
自分なりに頑張っていれば良いと思うのですが。
しかしその臆病さを隠すために、周りに訴えるのです。
「ダメなのはオレじゃない!あいつなんだ!」と。
こういうタイプの人を救うのは、なかなか難しい
こういう人を見ると、つい「良いじゃないですかありままで」って思うのです。
が、それをその人に伝えるのは、難しいです。
自分が部下ならなおさら難しい…というより無理なんじゃないかな?って思うんです。
では、どうすればいいのでしょうか?
はっきり言って、あまり近づかないのが無難になります。
「たまには、愚痴ぐらい聞いてやるか~」って、思えば別にいいわけです。
また、心の大らかな人であれば、何も問題ないかもしれません。
しかし、愚痴や文句を聞いていて、心が沈んだりイライラするようなら、やはり距離を置くのがいいかと思います。
それがたとえ、相手にもわかるあからさまな行為だとしてもです。
あわよくば、そんな愚痴聞きたくないよ、という態度が相手に伝わって、相手が反省なりしてくれれば嬉しい限りですが…
ここまでまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ボクの経験からすると、この手の人たちの愚痴を聞き続けていると、自分は別にイライラしないし影響されないぞ。と思っていてもやはり影響してきます。
負のオーラが伝染するかのようにです。
部下が上司の愚痴を飲み会などで言って発散するぐらいならいいのですが、これを逆の立場で言うのは、やはり上司になってはいけない人なんではないでしょうか?
さて、明日もがんばりますか。
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