世の中で言われている仕事ができないの基準がどのうように決まっているのかがわからない

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今日は、これから徳島に向かいます。

ちょっと用事とプライベートと半分半分です。

その移動するバスの車内からブログの更新をしています。

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さて、いろいろなプロジェクトや組織関連などの中で仕事をしていると「〇〇は仕事ができない」といった類の話を耳にします。

で、また世にいう「スピリチュアル系お花畑組」の人々も無責任に「その仕事は転職じゃないよ」と言ったりします。

これは、必ずどんなプロジェクトにも、組織にも、大きくいえば人生でも存在していることではないでしょうか?

ちょっと、とあるスピリチュアル系の語り屋が「天職じゃない」的な投稿をしていて、イラッとしたので、本日は、そのテーマで記事を書いてみようと思います。

仕事ができないの基準がわからない

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そもそも、仕事ができないということを何を基準にして言っているのかがよくわからないんですよね?

例えば、営業職で完全に営業成績だけで評価するというのであれば、仕事ができない人というのは、営業成績が悪く、売り上げを上げられない人ということになるでしょう。

しかし、営業成績は良くはないが、並みの範疇に収まるような人であっても、仕事ができないと言われている人がいます。

また、事務系職種等で数字がでない職種もたくさんあります。

そういう職種であっても、仕事ができないと言われる人は必ず存在するのです。

全てが完全に一致する仕事内容で、作業量が少ないとか作業スピードが遅いということであれば、仕事ができないということもできるかもしれないが、全てが完全に一致する仕事をわざわざ2人以上同時することなんてあるわけがないので比較のしようがないわけです。

そもそも、作業量や、作業スピードが人並みでも仕事ができないと言われる人もいます。

つまり、実際の仕事の実力と、仕事ができないと言われる人が必ずしも一致しない場合も多いのです。

そもそも、我々が行っている仕事に、できるできないが明確になるような大した仕事なんてないのではないでしょうか?

断っておきますが、決して、仕事をなめているわけではないです。

それなりに頑張れば、誰でもそれなりにできるようになる仕事がほとんどじゃないでしょうか?

にも関わらず、人のことを「仕事ができない」「仕事に向いてない」などと、言っている輩には身の程を知れと言いたくなってしまうのです。

特にスピリチュアル系のヤツらは、こういうことをしょっちゅう口にしているわけです。

それは、「あなたの仕事、転職じゃないんじゃない?」なんてほざくわけです。

仕事ができないと言われる理由

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ちょっと雨模様になっております

全ては「関係性構築力」に依存していると言えるのではないでしょうか?

関係性構築力については、「学校という世界は、もしかしたら社会の縮図なのかもしれないということを今ごろ気づいた」の記事を参照にしてください。

関係性構築力が低い者は、仕事はそつなくできていても、仕事ができないと言われる場合が多い。

逆に関係性構築力が高い者は、実際には人並み程度にしか仕事ができていなくても、仕事ができないと言われることは稀で、仕事ができると評されていることも少なくない。

関係性構築力の高いもの、意識的か無意識的かは不明ですけど、下方比較や個人的感情、いわゆる嫌いとか排除したいといった感情は、貶めたいという願望等から、「〇〇は仕事ができない」と発することで、下方比較の連鎖が起こり、「〇〇は仕事ができない」というレッテルが貼られ、組織内の周知の事実とされてしまい、仕事ができないというレッテルを貼られた〇〇は組織内カーストの最下層への追いやられてしまうのです。

また、日本だけかどうかは知らない話ですが、そこには組織内に共通の敵を作って、他の結束を図るという文化もあるわけです。

関係性構築力が低い人は、この共通の敵にされやすいものです。

いずれにせよ、実際の職務能力とは関係なしに、仕事ができないということが事実とされてしまうのです。

組織内において、「仕事ができない」というのは、悪口の延長でしかなく、真っ当な評価を伴っているケースは多くはないのです。

いい大人が、あからさまに悪口を言っていては、他者に受け入れられ難く、悪口を言った本人の立場が悪くなる可能性があるため、「仕事ができない」という表現を使うのではないでしょうか?

もっともらし理由を並べ、客観的に仕事ができないと評しているのだとし、悪口ではなく評価だと置き換えることで、自分を守り、他者にも受け入れられやすい形にしているだけです。

本質的には、子どもじみた悪口と何ら変わりない場合も多いのではないでしょうか?

仕事ができない人認定することの弊害

仕事ができないと認定された人に起こるのは委縮だと思うのです。

  • 周囲の目ばかりを気にして、本来の能力が発揮できなくなる
  • 非難されないようにと判断力が衰える、自分で判断することを止め指示待ちになってしまう
  • モチベーションが下がる
  • わからないことを聞けなくなってしまう
  • 心を病む

等々、上げるときりがないと思うんですよね。

これは、人を潰す行為でしかない。

プロジェクトや組織には、何のメリットもないことです。

にもかかわらず、なぜ、こうも人を否定し非難することが好きな人が多いのか、甚だ疑問だったりする。

ここで言うならば「あなたは仕事ができない」というよりは、「あなたのここは素晴らしい」といって、良いところを褒めて伸ばすほうが、より組織に貢献してくれると思うのですが、いかがでしょうか?

ただ、間違った方向に進んでいる場合も多くあるので、指摘してあげる、道を修正してあげることは大事なことだと思ったりします。

こういった「仕事ができない人」などと言って、他者を潰す行為が蔓延しているからこそ、ニートや引きこもりといった人ができるのではないでしょうか?

ニートや引きこもりの人は、恐らく、ほとんどが関係性構築力が低い人たちなんじゃないかなって思ったりするわけです。

仕事をさせれば、それなりに仕事をやってくれる人もいることと思うんですよね。

関係性構築力が低いというだけで排除するのではなく、そういった人たちが能力を発揮できる環境を作ってみるのも悪くないかもしれません。

管理職と言われる立場の人間が、自分の部下に対して、他の部下とともに「〇〇は仕事ができない」とやっている場合もあるわけです。

これは、管理職に限らず、親子関係でも大いに起きている問題だと思います。

普通に考えて、仕事ができない部下なんて、組織にとっては負債でしかないのだから、管理職は仕事ができない部下など作ってはいけないのです。

本当に仕事ができないのなら、きちんと仕事ができるように指導すればいいし、それでも改善が見込めなければ、リスクを伴おうが何だろうが、クビにすればいいだけの話です。(ただ、親子関係では、そのクビにするという行為自体がない。)

そのほうが、組織のためだし、仕事ができないと言われている人のためでもあると思うんです。

クビにしないのは、クビにするだけの真っ当な根拠がないからではないでしょうか?

にも関わらず、「仕事ができない」とやっている管理職を見ると、本当に馬鹿な管理職がいるものだなと思うわけです。

仕事ができない人にされてしまったら…

一度、仕事ができない人と認定されてしまうと、そこから自分の立場を改善するのは難しいと思うんです。

いくら仕事を頑張ろうと、「仕事ができない」という評価は、実際の職務能力には関係しないのだから、徒労に終わる場合がほとんどじゃないでしょうか?

組織内の他者との関係性を変えれば、立場が変わる場合もあるが、関係性構築力は一朝一夕に身につくものではないのです。

それまでの、人生、体験の中で身に付けた行動様式のようなものであるので、関係性構築力を高め、関係性を変えようと思っても、容易ではないわけです。

そもそも、できあがった関係性や組織内カースト等を変化させること自体が簡単なことではないので、自分でどうこうすることは諦めたほうがよいかもしれません。

無理をするとかえって自分の立場を悪くすることだってあるんです。

「仕事ができない人」認定された場合は、可哀想だが「みんなそんなもんだよ」と、諦めて、割り切って、我慢して、その立場を甘んじて受け入れ、粛々と仕事を続けるか、異動や転職で環境を変えるしかないのです。

それでも、見てくれる人はちゃんと見てくれている

「仕事ができない人」認定をされていても、あなたの能力をちゃんと見てくれている人もいます。

今の組織にいなくても、他の組織にはそういう人もいます。

だから、必要以上に自分がダメだと追い込む必要はありません。

ダメなところはダメで改善に努め、委縮することなく仕事に取り組むなり、自信を持って転職活動をするなりしてほしいと思います。

そして、ちゃんと見る目をもった、真っ当な人と出会えることを心から祈っています。

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ちょっと、お店に着いたので、今日はこのへんで。

さて、明日もがんばりますか。

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