ふと、いろいろ思うことがあって、「うまくいく」の基準は人によって違うのかもしれない。
以前のブログのお話だと思って読んでいただければ幸いです。
いろいろな企業に関わることで、ほんとうに「うまくいく」「うまくいかない」は、はっきり別れます。
ただただ粛々と、でも失敗しないように生きていくことを「うまくいく」とする人もいます。
ところが、世間一般的には、ほかの人よりも優れた結果を出している人を指すことが多い。
うまくいく人の多くは「行動力」と「好奇心」の両方を兼ね備えています。
当然のことなんですが「うまくいく」には、まず動き出さなければいけません
その行動力の源になるのが、好奇心ではないでしょうか?
ボクは、小学校のころにファミリーベーシックに出会い、カセットテープでデータを録音するという、とんでもないマシンに出会いました。
今、システムエンジニアとか、プログラミングのことが好きになったのも、大学の恩師に毎日ド叱られながらも、根気よくできたのは、好きだったからだろうな、好奇心の塊だったんだろうな・・・って思っています。
好奇心があれば、興味のある分野を自分で追いかけます。
例えば、ボクのように、デジタルに興味を持つ人は、何も言わなくても勝手にプログラミングだったり、ホームページのコードの勉強をします。
プログラミングに興味がない人からすれば勉強でしかないことも、好奇心があると、努力を努力とも感じずに勝手に勉強するようになるわけです。
ただ、ここで気をつけなければいけないのが、好奇心を止めてしまうこと
本来、どんなことでも人間は、無理やり何かをさせない限りは、勝手に好奇心を持ちます。
自分自身で、面白いと思ったものは面白いし、面白くないものに関しては、全くの無関心なのです。
その好奇心を止められたりすると「好奇心を満たそうとすると障害が出る」と因果関係を勝手に理解し、無意識に好奇心を満たす行動を抑制するようになるのです。
たしかに、うまくいくための好奇心を育むには多くの人が実践することに興味を持つことではなく、多くの人が興味を持ってない分野に勝手に興味を持つことが必要です。
ミーハーな人からは、なかなか現れないパターンかもしれませんが、それでも、頭ごなしに止めるのではなく、ある程度のゆるさを持ったがんばりすぎないことで、好奇心を応援するというのはスゴく大切なことなのだと思っています。
好奇心と行動力は「人生がうまくいく」ためには重要な要素です。
周りで「興味を持てない」「嫌い」とか「周りと違うから」という理由で、好奇心や行動を妨げないようにしたほうがいいのではないでしょうか?
流行りの「好きなことで生きていく」99%は難しい境地にある
世の中では「好きなことで生きていく」というフレーズが流行っています。
最近、この言葉が独り歩きしている気がしてならないのです。
単に面倒くさい勉強や、やりたくもない仕事から逃げる言い訳として「好きなことで生きていく」を使っていて、よくわからないコンサルタントや、スピリチュアルリーダーが「自分はなんとかなったから大丈夫」と時代の変化がわかっていないパターンや、ちょっと先行者の立場なだけにハンデに気づいていないパターンで、努力をしなくても良いと考える人がいます。
そもそも、スポーツ選手と芸能人以外では、社会的地位のある人のほとんどが努力家、行動家です。
もちろん夢を持って好きなことを仕事にしたい、と考えるのは悪いことではありません。
しかし、ボクを例えて言えば、スポーツでバスケットをやっていました。
好きなバスケットだけを続けても、将来プロバスケ選手になれるのはごく少数です。
2020年のバスケット人口は推定218万人という調査がありますが、プロバスケに登録された選手は数人。特に、NBAでプレーしている選手は数を数えればわかるぐらいです。つまり、プロバスケ選手になれるのは数人で、コートで活躍できる選手ともなればチームに5人です。
99.99%の人は「好きなことで生きていく」ことはできない敗者として人生を歩むことになります。
世間で言われる「好きなことで生きていく」がすべて間違いとは思いません。
が、努力ではどうしようもない才能や遺伝が必要な分野に、「好き」という理由だけで邁進するのは間違っていると思ってしまったのです。
ボク自身もバスケットは大好きだったのですが、早めにやめて、自分自身がビジネスに参戦を早く決断して良かったな・・・と思います。
ま、偉い遠回りはしましたけど・・・
ではでは。
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