学ぶのではなく、触れる、感じるってとっても大切なコトだなって思う

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ボクの趣味の一つは、寺社仏閣をまわることです。

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そのため、年に何度かは、いろいろなお寺や神社を訪れます。

地方への出張も多いので、そんな時にも時間があれば、すぐにでもどこかを探して訪ねます。

寺社仏閣を訪ねる理由はいくつかありますが、ひとつは、美しい景観などに触れることにより、美的感覚を磨くことができるからです。

そう「直感的に」美しいと感じる能力です

ITの発達で自分が接することのできるデータ量が過去に比べて膨大となる中、論理の組み立てだけでは結論を導き出すのが難しい場合も少なくありません。

そうした場合に役立つのは直観力ですが、美的感覚を磨くことで「真善美」に対する直観力を鍛えることができるのではないか?と考えるのです。

もちろん、創作された背景や、作者それぞれの個性や心理状態を知ることもとても興味深く、想像力が掻き立てられるのも、寺社仏閣を訪問する大きな理由です。

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もうひとつの寺社仏閣を訪れる大きな理由は、日本でしか感じることのできない一流や最高といわれる日本風景を見ることができることです。

表現でいう「世界最高のもの」というのは主観的ですが、それでも多くの人が「素晴らしい」というものについて、それに触れ、その水準を知ることはとても大切なことだと思っています。

最高水準を知ることによって、自分に基準ができるからです。

これは、寺社仏閣の世界だけでなく、仕事の場でも同じです。

ボクの最近携わっている仕事は、コンサルティング業務だったりするのですが、やはり、経営コンサルタントの元祖であるピーター・ドラッカーや経営者として大成功された、例えば、松下幸之助さんや稲盛和夫さんのものの考え方を知り、しっかりと理解することが大切だと常々思っています。

時代は、違えどもやっぱり学ぶことはたくさんあります。

どんな仕事でもそうですが、ある程度のレベルがあればやれます。

ましてや、世界最高水準など知らなくてもやれることは少なくないと思います。

とくに、一流を相手にしなければ、適当な水準でもなんとか仕事はこなせます。

しかし、それで果たして良いのでしょうか?

自分でなれるかなれないかは別として、世の中で求められている最高水準はどんなものかを知るということが大切なのではないでしょうか?

それに触れることで、自分の自覚が高まり、自分のレベルの低さを知り、さらなる向上がないとプロとして、一流としてやっていけないと知ることが大切なのではないでしょうか?

もちろん、先ほども書いたように、世界最高水準でなくても多くの仕事はやっていけます?

しかし、最高水準の本物を知ったうえで、自分のレベルがどうなのかということを知ること。

そう「なれる最高の自分」を目指すということが大切なのではないでしょうか?

厳密に線引きできるわけではないですが、何歳ぐらいでしょうか?

何の話かと言うと、ある資質を持っているかいないかを区切る年齢です。

ある年齢を境にして、それより上の年代なら「俺はITが分からない」と公言するようなITオンチな経営者が多くて、それ以下になるとITの重要性を理解している人が多くなってくるのです。

おっと、いきなりぶっこみすぎましたかね?

今や「オレはITが分からない」「私はITが苦手」などと、どうどうと公言するする人はいないはずです。

なんてったって世間は今、空前のデジタルトランスフォーメーションブームです。

いろいろなところでキャッシュレス決済が大流行しているのもひとつでしょうか?

特に大企業で働いているならば、誰も彼も「デジタルトランスフォーメーション」を熱く語っています。

口が裂けても「ITが分からない」とは言わないのです。

なので「ある一定年歳より上の年代には隠れITオンチが大勢いる」ということです

では、経営者のIT理解度にそんな傾向があるのはなぜでしょうか?

シニアになればなるほど、ITに対する理解度が落ちるからではないと思っています。

いろいろな企業の社長さんだったり、役員の方とお話をしているボクが言うのだから、それは間違いない。

ITオンチか否かを分けるのは、どれだけITに接触できたかじゃないでしょうか?

現時点で40代のボクたちからすれば、学生時代には既にパソコンなどが出回っていました。

しかも、ボクみたいなマニアックな人間は、任天堂が発売していたファミリーベーシックでプログラムを組んだことがある世代です。(ボクは、ちょっと早かったかも。もうちょっと上の先輩だったかな?)

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2000年ぐらいからは、文系であっても職場にパソコン導入が進み、パソコンを使って仕事をするのが当たり前になりました。そして、インターネットの爆発的普及に遭遇したはずです。

で、今のデジタルサービスに通じるようなネット通販や、キャッシュレス、そしてネットマーケティングに、若手マネジャーとしてチャレンジした同級生も多くいます。

一方、ITオンチな経営者は高齢になればなるほど、そんな経験がない。

パソコン導入が進んだ頃には、既に管理職の立場だったと思うんです。

「1人1台」ということで部下には、パソコンを使わせたにもかかわらず、「(パソコンで)資料をつくるのは管理職の仕事ではない」などという理屈を付けて、パソコンに触れようともしなかった人は数多いんじゃないでしょうか?

さらには、先日、訪問した企業なんかは、パソコンは当然、秘書任せ。さらには電子メールも秘書に読み書きさせてるって現状です。

そんな「生きた化石」の経営者もいるんですよね。

ある意味、働き方改革って、いろんなところから始めないといけないような気がします。

ではでは。

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