今回は、見栄と欲をコントロールしてとんでもない誰もが驚くパワーを発揮する方法をお話していこうと思います。
見栄と欲とコンプレックス
これら3つは人間の根底に根付く負の感情であり、これらに3つを解消するために生きていると、いつまでたっても嫉妬や不安に苛まれてしまいます。
しかも、仮に解消してもすぐに他の見栄や欲望に駆られてしまうからです。
なので、見栄や欲やコンプレックスを満たそうとするのは、いうなれば穴の空いたバケツにいつまでも水を満たそうとする非効率な活動なんですね。
「じゃあ、見栄も欲もコンプレックスも持っちゃあいけないのかい?」
ということではありません。
本来この3つは誰しもが持ってるし
「臭いものに蓋をしろ」
と言ってるわけではありません。
見栄や欲望、コンプレックスを満たすために動く時の人間のエネルギーは凄まじいものがあります。
大切なことは欲や見栄やコンプレックスをきちんとコントロールすることなのです。
今から見栄や欲望をうまく活用出来た事例と見えや欲望やコンプレックスに負けてしまった事例の二つお話していこうと思います。
この二つの事例を学んでいただければ見栄や欲望、コンプレックスをコントロールして、あなたが思い描く理想の人生を歩むことに出来るようになりますからね。
それでは行きましょう。
今回の題材は受験に失敗したAくんと受験に成功したBくんです。
見栄とコンプレックスに支配されたA君の話
友人Aは特にやりたいことも行きたい大学もなく受験シーズンを迎えたのですが両親が京都大学を卒業しているため
なんとなく自分も大学に行ったほうがいいんだろうでないと世間的にカッコがつかない
という理由で大学受験をはじめました。
ただ残念ながらAくんには京都大学に行けるだけの学力はなく、特に目指す理由もありません。
かといって両親が京都大学を卒業しているためあんまりランクの低い大学にいくと逆に馬鹿にされそうな気がして仕方なかったために早稲田大学を受験することに決めました。
京都大学ほどじゃなくても偏差値的には私大トップレベルだし親と比較されてもこのランクなら馬鹿にされないだろう
こんな理由で特に行きたいわけでもなく、誰かを喜ばせたいわけでもなく、ただただ自分の見栄を満たすために名前や偏差値だけで大学を選んだわけです。
それならいっそのこと
東大とか京大をめざせばいいじゃないか?
とツッコミんでやりたいところですが、
そこまで偏差値高いところは俺には無理
と初めからその辺の大学には挑戦すらしようとしなかったわけです。
自分の見栄を満たすためだけに始めた大学受験しかしA君の心の底には京大への強い憧れや
京大なんかに俺が行けるはずがないだからせめてその滑り止めくらいには行っときたい
という強いコンプレックスがあったのです。
当然、モチベーションも上がるはずがありません。
結局Aくんは、早稲田大学にすら合格することができず、偏差値やネームバリューだけでいえば、早稲田大学より下の大学に行かざるを得ませんでした。
当然、その先のことなんか何も考えていません。
完全に偏差値やネームバリューを基準に届きそうなところから順に受験したA君は、別に行くことになった大学でも特別やりたいことなんてありません。
結局自分の見栄を満たすことができない
偏差値やネームバリューの大学にしかいけなかったAくんは、早稲田大学とか京都大学とか
いつも自分の大学名よりいい大学を出たやつに異常な程コンプレックスを刺激される気がしてならず、逆に卑屈な態度を取ってしまいます。
また傍から見れば
お前の大学だっていいところじゃないか
と世間の評価では決して低くないとこなのですが、自分の見栄や欲望を満たすことができない状態で、そんな言葉を他人からかけられても逆にコンプレックスを刺激されるばかりで苦痛なのだということです。
そんな声をかけてくる相手が、自分よりランクの高い大学のやつであれば、なおさらのことらしいです。
いい加減暗くなってきたので、一旦話を変えたいと思います。
見栄と欲望をコントロールして東大に受かったB君の話
B君も見栄で受験したのですが、その動機が「彼女に彼氏は東大生ですと言わせたかった」というなんとも不純なものでした(笑)
もうひとつ言えば、将来自分の彼女になるであろう人に自慢できる彼氏になろうという自分の見栄や欲望を満たす以上に彼女に言わせたい言葉があるというB君。
ただB君の場合はA君とは違い見栄の先にある未来を見据えて行動していたのです。
私は、自分自身の講座でもお話をしているのですが、女性が男性に与えるエネルギーはとてつもないものがあります。
B君は、自分の見栄を満たすというより、女性が絡んだ目標を達成するために見栄をエネルギーの源泉に変えたのです。
その結果、無事Bくんは東大に合格して、今では彼女やいろんな人達と充実した大学生活を楽しんでいるのです。
もちろん、A君とB君ではそもそも論として基本的な学力に大きな隔たりがあったのかもしれません。
しかしそれ以上に、
ただ何の目的も持たず永遠に満たされないコンプレックスを少しでも埋めるために受験したA君
自分の見栄や欲望をみたすだけでなく
自慢の彼氏になれるようにと相手や将来の行くすえまで考えて行動できたB君
見栄やコンプレックスに負けるか?
見栄や欲望をコントロールしてモチベーションに変えることが出来るか?
同じ見栄や欲望が行動の源泉であっても、コントロールを一つ間違えば結果は雲泥の差になります。
話をまとめると
何かをする際見栄や欲望を満たすことが目的なら納得できるまでやりきろう
何度も言いますが、見栄をはることは決して悪いことではありません。
一番悪いのは、見栄を満たすための行動で見栄を満たすことができないことです。
そうでないと「いつまでも見栄をみたせなかった」という自分自身に対する敗北感を味わいながら
ずっと理想の自分に対しコンプレックスを抱かねばなりません。
そして、見栄はあまり満たそうとするのではなく、できれば行動のモチベーションアップにのみ活用しましょう。
先ほども書きましたが、見栄やコンプレックスのもつエネルギーは凄まじいものがあります。
なので埋めようとするとその分、多大なエネルギーを消費するし、埋まってもすぐに違う見栄やコンプレックスが生まれ苦しみ続ける事になるでしょう。
なので、見栄やコンプレックスを満たそうとするのではなく、見栄やコンプレックスからくるエネルギーを建築的な方向に向けたほうがよっぽど有意義だということです。
なんかコミュニケーションというより自己啓発っぽい内容になってしまいましたがそんな東大生の彼に教えてもらったとっておきの人脈構築術について知りたい場合は「東大生が勉強そっちのけで実践する人脈作りの簡単なコツ」を読んでみてください。
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それでは今日はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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