ふと気になった本がありました。
ふと、思ったことがありまして…
そもそも、自分はなぜ働こうとしているのだろうと考えたのです。
実は、これがはっきりしていないと、「これだ!」という仕事や、ビジネスパートナーと巡り合うことが難しくなります。
少し哲学的な話になりますが、今回のブログは「なぜ働くのか?」という点にフォーカスして、仕事をしている方にとって、改めて考えるきっかけになれば幸いです。
働いてるのは、いつから?どこで?・・・じゃあ何故?理由が一番答えられない
物事をうまくいかせるために確定させるべき物事を頭文字をなぞって5W1Hと表すことがよくあります。
今回のお話であれば、
- When? いつ(から)働いているのか?
- Where? どこで(会社や地域)働いているのか?
- Who? 誰が働いているのか?
- What? 何を(職種)して働いているのか?
- Why? なぜ働いているのか?
- How? どのように働いているのか?
だいたいここまで心に決めて、仕事をしていると思いますが、自分がなぜ働くかという『why』の部分って意外に答えられないものです。
よく出るのが「時給が高いところがいいから」という答えが返ってきます。
その案件を選んだ理由ではなく、働く理由ですよね。
よくよく考えてみると、難しいですよね。
働く理由は生きるため?生きるだけなら働かなくてもOK
働く理由の大原則が生きるためかもしれませんが、生きるためだけなら、働かないという方法も取れます。
親や家族に頼ることもできますし、自給自足の生活をすれば働くという概念ではなくなるでしょう。実際に、数年間、自給自足の生活をしていたことがありますが、その時には、頭の中には「働く理由」というものがなかったように思います。
また、仕事をしていて、自分に合うかどうか見極めて、いろいろなことを覚えて、経験して・・・そんなのイヤだ!と思えば、それを避けることはできるのです。
ただし、働いている人のすねをかじるのも、自給自足の生活も、自分の自由なのですが、想像した時にあなたが楽しみたいことは十分できるでしょうか?
そう、楽しもうと思ったときに、その範囲が限りなく狭くなるのです。
逆に言えば、働けばその範囲を広げることができます。
人生を楽しむために必要な要素に「働く」は入るのか?
人によって表現は異なりますが、人生の目的を大きく分けるとこのようになります。これらが満たされていると人は楽しい、幸せだと感じます。
人生を楽しむために・・・
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- 健康(体・心) を 保つ
- 教養・知識 を 身につける/高める
- 趣味 を 持つ/増やす
- 家庭 を 作る/持つ/守る
- 財産(お金・物) を 作る/増やす/守る
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と文章がつながるわけですが、ここに仕事を入れると、
人生を楽しむために、
仕事 を ・・・
この後が続きませんね。
しっくりくる動詞がありません。
これは何故なのでしょう?
だったら、やはり仕事は、人生を楽しむために必要ではないのでは?となりますよね。
仕事とは人生を楽しむために有効な手段の一つ
つまり、仕事は人生の目的ではないのです。
人生を楽しむために仕事をするのではなく、
先ほどの、
———————————————————
- 健康(体・心) を 保つ
- 教養・知識 を 身につける/高める
- 趣味 を 持つ/増やす
- 家庭 を 作る/持つ/守る
- 財産(お金・物) を 作る/増やす/守る
———————————————————
・・・ために、仕事をするということです。
健康、教養・知識、趣味、家庭、財産(お金・物)のなかで、あなたが重視することは何でしょうか?
それらを、どれくらい・どうするために働くのか??
これが、働く理由になるのではないでょうか?
それぞれの割合は個人によって異なります。
そしてその割合によって、働き方も異なってきます。
伝わりましたでしょうか?
とにかく趣味である車のコレクションを増やしたい、改造したい、自慢の車で存分に走りまくって旅をしたい・・・これができたら人生最高!!と思うとします。
車を買ったり改造したりするためにお金と知識が必要です。
そして、旅をする時間とお金が必要です。
さらに、その趣味に没頭できるようにそもそも健康でなくてはならないので、きちんとした食生活を送れるように、ここでも知識やお金、時間が必要となってきます。
では、そのために、自分はどういう仕事を選択するべきなのか?という発想に至るのです。
この発想に基づいて選んだ仕事はきっとちょっとやそっとのことで心折れることはないでしょう。
何故なら、人生の目的を達成するための手段としてその仕事を捉えているからです。
人生の目的なしに仕事をすると、その仕事の状況に自分が左右されやすく、精神状態も不安定になりがちです。
自分は何故働くのだろう??
一度立ち止まって考えることってとても大事なことなのかもしれません。
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