有名な言葉で「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分自身だ」というのがある。
多くの人はそう思っているんじゃないでしょうか?
事実、起こった出来事は変えられないのだから。
しかし、事実は事実であっても、その事実に対する意味づけが変われば思い出は変わる。
辛い過去を背負った人が後に幸せを手にしたとき、過去は重要な飛躍のタネになっていることに気づく。
そのとき、自分の中の過去は変わる。
そして、もうひとつの過去の変化。
記憶にあるものの上に、新しい出来事が加わって、それまでの思い出が違う色になるのではないでしょうか?
過去の出来事に執着し、失敗や今の状況を他人のせいにしてはいた時期があった。
ある時期を境に、ようやく気が付いたわけ…
気づけてよかった。
人が変えられるのは「未来」と「自分」だということ
頭ではわかっている。
だが、つい過去と他人のせいにしてしまう。
当たり散らして自暴自棄になる。
つい、こないだまでずっとその考え方でした。
数年前の話だけど。
わかる、わかる。
だって、今この瞬間辛いんですよ。
ま、頭を切り替えられるタイミングは、人それぞれじゃない?というところに行き着くわけです。
なので、今すぐそうしようよ…なんて言えない。
いや、マジで言えないですよ。
ただ、これだけは言いたい。
人は変われると僕は思う。
なぜボク自身が人は変われると思うかについて考えたことを説明してみたい
まず、人は変われないという主張もよくあるが、なぜ変われないと思うのかというと、過去の経験や出来事によって今の自分が決まっていて縛られていると考えているからです。
つまり過去の原因があるから今現在の結果があると考えてしまう場合は人は変わることができない。
なぜなら過去に縛られてしまうから。
それと、人は変われないという人は自分はこんなに辛い思いや苦しい経験をしているのだから、結果として変われないんだ…って思い込んでしまっている人も多いと思う。
とりあえずひとつずつ考えを説明しようと思う
まず、人は過去の経験や出来事を主観で捉えているというのは、同意する方も多いと思うし、これは当たり前の話かもしれない。
ということは、同じ経験をしても人によって、解釈は変わっているということにも同意できるのではないでしょうか?
そして、ここでは選択の問題
なんですけど、今の現状に満足していて幸せなのであれば変わる必要はないので関係ない。
だけど、今の自分を変えたいと思う場合は、人は変われるかもしれないと思いたいのか、人は絶対に変われないと思うのかを選ぶ必要があるとのではないでしょうか?
なぜなら、人は絶対に変われないと脳内で思っている人、思い込んでいる人は、そもそも変わりたくないのであればそれで満足なんだろうし、幸せなのだろうしそれはそれで良いんじゃない?って思うわけです。
人は変われるかもしれないと思う人は、なぜ変われないと思ってしまうのか?
これは、過去の原因があるから結果として現在があると考えているからかもしれない。
なので過去の辛い思いがあるから、現在も結果として云々と考えてしまうのではないでしょうか?
では、ここからはどのように変えていくといいのかについて提案してみたいと思う。
1.まず、過去は変えられると考えること
「は?何言ってんの?」って思った人もいると思うけど、少しだけ僕の考えを聞いてほしい。
まず、過去というのは主観であるというのは説明した通り、誰もが同じ経験をしたとしても認識はことなっている。
そして、例えば…
みんなが過去に同じ経験をしたと仮定する。
その後、もし原因と結果が全てだと考えるのであればみんなが同じ状況に陥ったりしてしまうのではないか?
でも、それは絶対に起こらないので、人が変われないという理由は過去の原因が全ての要因ではないのかもしれないのです。
2.過去の経験の認識を意味があるように変えてみる
過去の出来事があったからこそ変われるのだと、自分の視る角度、捉え方などを変えてみる。
とにかく自分にとってポジティブな認識にできるだけする、こんな経験したから優しくなれたとか、そういう感じ。
というか、まあ過去は、そのようにまったく認識とかにしていく、そしてここで大事なことは、過去はあなたの現在を決めていないという事実を認識することが大事。
人には自由意志があるのだから変えていくことができる。
3.ここからはどのように変わりたいのかを考える
やりたいこととか、こんなふうに変わりたいとか目標とかを考える。
これは考えてみたくなる。
だって人は変われると思いたいという人であれば考えられるはずだし、変わりたいんだから、真剣にならないと不思議なわけです。
変わりたいこととかやりたいこととか思いついたら、少しずつ調べればいいし、少しずつ変えていけばいい。
ただそれだけ。
単純に目的ができたんだから、その目的にそって一つ一つ物事をこなしていけば良い。
だって過去なんて関係ないんだ。
正直、過去なんてたいしたことはない
人間は機械みたいに原因に縛られはしないはずだし、人間には自由意志がある。
それと過去なんてもう終わったことで戻ることもできないし、単純に現在は自分がどのように過去を認識しているか?しか意味を持たないのではないでしょうか?
だから過去に縛られる必要はない。
そんなに人間は弱くない。
そして、未来もたいしたことない
未来なんてどんなに考えたって答えなんてわからないし、ボクたち、人間はずっと今を生きているのです。
本当は未来なんてない。
ずっと今が続いているだけ、だから未来を考えて不安になったり悩んだりする必要なんてない。
今を生きればいい。
だから人はいつでも変わることができる。
過去の影響もないし、未来なんてない、今しか存在しない。
だから、今すぐに変わりたいための一歩を踏み出せばいい!やりたいことがあるなら、すぐに調べてみるとか本を買うとか、人に会って思いを話すとかなんでもいいから少し動けばいい。
そうすれば、間違いなく人は変われる
今に強烈にコミットして少しずつ行動していく。
少しでも何か行動できれば変わることができたということ。
たぶんそういう行動を積み重ねていくことで人は成長していくし変わっていく。
まとめると、過去や未来があるなんて本当は幻想で、今がずっと続いているだけなんじゃないでしょうか?
そして、過去はあなたの現在を決めていないという真実を認識し、目的を持ち、現在に強烈にコミットして行動していけば、人は一瞬で変わることができると思うんです。
過去の事実は変えることができないけど、捉え方次第で過去を変えることができると理解できる。
過去と他人は変えられない、と考えてきたけど、視点によっては過去は変えられるということ。
すべての過去はこのためにあったんだ!と思えるような生き方を今からすればいいんだ。と。
過去の出来事の捉え方を変えるための5つの質問
最後に質問を5つしてみたいと思う。
①あなたの人生のマイナスな過去の出来事は何ですか?
②その過去の出来事によって何を学べますか?
③その過去があったからこそ今があると言えるとするならばなぜですか?
④これからどんな未来を実現することができたら、その過去の出来事に感謝できると思いますか?
⑤その過去に苦しみながら前に進もうとしている自分に今の自分がエールを送るとしたらどんな言葉をかけますか?
問いに対する答えをきっかけに1つでも前向きに捉えることにつながれば嬉しいと思います。
さぁ、今日も前に進もう。
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