口だけ躾をするぐらいであれば「ダメな自分」を子供にさらけ出して、子供と一緒に頑張った方がいい

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先日、宮古島のとある島のビーチクリーンを子どもたちと一緒にしました。

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みんな一生懸命に拾って、すごくキレイになりました。

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夕方は、キャンプ場に戻って植樹体験。

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そんな、ゴミ拾いをしているとき、植樹をしているときに、子供の教育、躾について考えさせられました。

よく子どもには「やさしい子に育ってほしい」「思いやりのある子に育ってほしい」とかって言う親は多いかと思います。

他にも「しっかり勉強を頑張れる子」や「強い子に」などいろいろあります。

しかし、そういった親の希望、要求を子供に躾という形で教えておきながら、実は自分はどうなんだよ?って思ったんです。

子供に求めることって、あなたは出来てますか?

ボクも人のことを言えるような立派な大人ではありません。

ましてや、迷惑をかけている打率の方が高かったりするかもしれません。

自分も含めて問いたいことなんです。

「子供に求めることってあなたは出来てますか?」

昔の親はどうだったかあまりわかりませんが、自分が大人になり、教育事業に関わるようになってから親御さんとの繋がりが広がるにつれて思ったことがあります。

それは「結構みんな子供への要求が厳しい」ということです。

子供への要求と言ってもささいなことです。

  • 「もっと親の言うことを聞きなさい」
  • 「お友達とは仲良くしなさい」
  • 「お友達と喧嘩したり叩いたりしたらダメだよ」
  • 「人にやさしくしなさい」
  • 「良い子にしなさい」
  • 「ちゃんとしなさい」

どの親もそうだとはもちろん言いませんし、そうだとも思いません。

それに躾という意味では、こういったことを教えていくのは悪いことではまったくありません。

ですが・・・

じゃあ親である自分達はどれだけ出来てるの?

こういう感覚になるんですよね…って話です。

大人の世界と子供の躾は、別モノと考えていないでしょうか?

「子供の躾と大人の世界はまた別でしょう!」

「自分が出来ていようがいまいが子供にはしっかり教育すべき!」

なんて意見も出るかもしれません。

もしくは、そこまで強く言えなくても、少しは思っていることではないでしょうか?

ちなみに、ボクはこのような大人の都合的な考え方をしてしまうときがあります。

さて、子供の一番の身近なお手本は、当然「大人」であり「親」です。

いくら口先だけでアレコレ言っても、お手本の親が出来ていなければ、躾・教育の効果は薄らぐどころか逆効果になるのではないでしょうか?

例えばのお話をしながら考えてみたいと思います

親はいつも夫婦喧嘩ばかりしていて、お互いの欠点を攻め合い、自分の正当性を訴えたり言い訳ばかりをしたり、逆に相手の上げ足ばかり取り、そこにはやさしさや思いやりは微塵もなかったり。

子供と外出中に、近所の人にあっても挨拶もしない。

困ってそうな人がいても無関心だったり、近所のママ友さんたちと道の真ん中でだらだらとおしゃべりしたり、誰かの悪口で盛り上がっていたり。

しかし、ひとたび子供に向き合うと「喧嘩はいけませんよ、人にやさしくしなさい、時間は守りなさい、やることはしっかりやりなさい、相手の悪口を言っちゃダメ、良い子に、立派な子に…」と呪文のように唱えているわけです。

子供からしたら「この人は何を言っているんだろう?」って当然なります。

いや、なって当然です。

ボクがそうでしたから。

まぁ、ここまで真逆のことをする親御さんはあまりいないとは思いますが、ようはそういうことです。

ここでいう「口だけ躾」をしている親というのは、基本的に「自分には甘く、人には厳しい」ってことになる気がします。

このようにいくら口で立派なことを言おうが、お手本として、一番影響力のある親が出来ていなければ、子供は理解するどころか親へ信頼が無くなっていく一方です。

仮に親の言うことをよく聞いているとしたら、それは親の言うことを理解しているのではなく、単に親が怖い、叱られるのが嫌、言っても無駄、と思っているからだと思います。

口だけ躾をするぐらいであれば「ダメな自分」「甘ったれな自分」を子供にさらけ出して、子供と一緒に頑張った方が100倍もマシな気がします。

いかがでしたでしょうか?

大人って、ついつい理屈で子供を丸め込もうとすることってあります。

もしくは強引に押し込もうとしたり「親の言うことが聞けないのか!」と理屈すらどっかに行ってしまったりと。

子供がまだ小さい時は、親の都合、大人の理屈なんて要らないかもしれない、親がダメって言ったらダメ、みたいな感じかもしれません。

しかし、子供は日々成長していて、親が思っている以上に「親のことを見ている」と思っています。

ボクも、今回の旅で、ドキッとするようなことを言われたりしました。

その「ドキッ」とする時点でやましさがあるってことなんですがね (笑)

ただ、最近の親御さんって(大人である自分も含め)、いつまで経っても大人になり切れてなかったり、心に余裕がなかったりして、妙に子供に当り散らす人が増えている気がします。

もちろんそうでない親もいるし、余裕のなさは止むを得ない事情があるのかもしれませんけど。

自分も気を付けなければと思う、今日この頃の一日でした。

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さて、明日もがんばりますか。

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