昨日も、かなり激しく熱いブログを書きました。
まだ読んでいない人は、今日は続きになるので、ぜひ事前に読んでもらえると、よりわかりやすいかな?って思います。

前回の話までは伝わりましたでしょうか?

ボクも生活環境の変化から、いやでも応でも、自分で料理をせざるを得ない状況になったのが、4年前ですかね?
ちょうど、いろいろな災難に巻き込まれていましたね、今ではマジでギャグみたいなお話になりますが。
もともと、料理など全く趣味でもないし、興味もなかったが、住んでいた場所が、あまりにも田舎だったので、お店がめちゃくちゃ早く閉まるわけです。
どうしても、深夜まで仕事をしているとラーメンが恋しくなり、無性に食べたくなったのです。
ここから、ボクの料理への挑戦が始まったわけです

ビギナーズラックとはよく言ったものです。
最初につくった茶碗蒸しが、なんと出来過ぎというぐらいうまくできたんです。
ですが、しょせん素人。
世の中、そんなに甘くありません。
2回目は失敗、そこでくじけかけました。
でも、根っからの負けず嫌いな性格だったおかげで、何度か挑戦するうち、次第にうまくできるようになったわけです。
料理には、めちゃくちゃビジネスとの共通点があるんです
そう気が付きだしたのは、その波瀾万丈だったころからですかね。
それは何だと思いますか?
うまい茶碗蒸しの秘訣は、卵とだしの混ぜ方と火加減にあるんです。
混ぜるときは、これでもかと細かな粒子が見えなくなるまで徹底的に混ぜます。
火加減は、時間そのものよりも、表面の張り具合を見て、プリンみたいな感触ができる頃を見計らうんですよね。
大事なのは、単に何回混ぜるとか、何分ゆでるとか、いわゆるマニュアル的にやるのでは駄目ということです。
ここがビジネスとの共通点なんだと気づいたのです

以降、新しい料理に挑戦するときは、ただマニュアルに書いてある通りにやるのではなく、なぜそういう風にするのか、その裏側にある意図を探ろうと意識するようになりました。
昔から「なぜ?なぜ?」が口ぐせで「この美味しい料理はどうやって作るんだろう?」が気になっていたというのも料理を始めたきっかけでもあります。
2品目の挑戦はチャーハンに挑戦しました。

その次は、チャーハンの相棒といえば唐揚げです。
うまいチャーハンの鍵は、卵など水分を多く含むものは、ご飯とは分けて先に水分を飛ばしておき、最後に固めのご飯と混ぜることです。
こうすることでベタベタしない。
からっとしたチャーハンができるわけです。
塩もいつも入れるのではなく、肉や具材の中に含まれる塩加減を計算して、まだ足りないと思う場合のみ加えました。
料理は、たいがい逆の素材を組み合わせて味を整えるので、塩気の多い具材の時に追加で塩を入れるなどナンセンスの極みだって思っています。
味付けも調味料で済ますより、素材そのものからうまみを出せないかをまず考えて作りました。
不思議なんですが、その方がずっと深みのある味になるんです。
素材の良さをどう生かすのか?
この点も人の適材適所と似ているんじゃないか?と気づいたのも、同じぐらいの時期ですかね?
良くお見かけするのが、こうやったら成功しましたとかを本を書く人や、セミナーをする人がいます
あなたの周りにもいませんか?
素晴らしいことをされているのかもしれませんが、具体例とともに、原理原則を教えてあげると、もっと慕ってくれる人や、共にする人も増えると思うんですよね。
原理原則を理解せずに他の真似をしたり、塩を足したり、うまみ調味料を使っても全く意味がない。
ボクは、マニュアル文化を否定はしません。
まずはレシピを見て、ある程度の全容は見えてくるものだと思っています。
ですが、なぜそうするのかが重要なポイントです。
正しく実行するためには、原理原則を理解しないと話にならないのです。
ルールや手順を丸覚えしないで、なぜそんなことが会社法で決められているのか、会計原則でそうなっているのか、すべてのルールには必ず意味があるんです。
それを理解して行動する。
ビジネス成功の最低必要条件だと思うわけです。
伝わりましたでしょうか?
何かのテクニックを上達させたかったら、最初の何回かはレシピどおりの分量で、レシピどおりのやり方に従って行動するべきです。
それは、レシピの開発者に敬意を払え、ということではないんですよ。
レシピの開発者があなたよりも確実に上手なのだから、ということでもないんです。
レシピどおりに行動することで自分のなかに間違いないモノサシが確立されてきます。
レシピは見ただけ、読んだだけでは絶対にインストールできないんです。
そこにたどり着くには、レシピどおりに行動してみてから、自分なりに試行錯誤を繰り返していくほかないと思うんです。
何が言いたいかというと、自分が目指すゴール【=山の頂上】にたどり着くための道はいくつも存在するということです。
逆に言うと、いまのボクらの思考は「東側から登頂するルートだけしか道はない」と信じられている状態です。
しかし、よくよく突き詰めて考えていけば、より効率的に、よりよい結果を導くこともできるかもしれません。
「ライバルにまねされたくない」
「別なところで再現されたくない」
と、こんな風にブラックボックス化したいレシピ開発者の気持ちもわかります。
ですが、いまのボクたちも、またみんなで試行錯誤する必要があるわけです。
「あそこがわかんない」
「ここがうまくいかないんだよね」
このような悩みを膝付き合わせて議論することは難しくても、その試行錯誤が誰にでも可能になる環境を整えることはできるはず。
この言葉に背中を押されつつ、そう思ってボクはいろんなことを、ニュートラルすることに取り組んでいます。いわゆる問題解決ですかね?
さ、今日もがんばろう!
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