「自分の人生、どう生きたいか?」を考えたら毎日が最高の経験の場に変わった

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もう後、一ヶ月。

早いな。もう一ヶ月か。次のステージに向かうのは・・・

そんなことを考えながら、今いる場所は、宮古島です。

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遊びできているわけではないです。

マジメに学びと刺激をいただきにきています。

宮古島にいても、空き時間にZoom会議をしています。

どれだけ、自由な環境にいるんだよってお話かもしれません

「仕事しんどい。もう辞めたいんです」

「働いていて楽しいことなんてぜんぜんない」

後輩や友人、仕事仲間と話をしていると、大抵がこんな話題がでてきます。

そのたび、働くことで有意義な時間を過ごせていることの素晴らしさに気づかせてもらっていますし、そういう恵まれている人って本当に少ないんだな、って実感します。

そうなってしまう原因として、理不尽とか、内容がよくないとか、納得ができないとか、消耗品みたいに使われているとか、置かれている環境への不満の影響はかなり大きいはずです。

ボク自身、以前は一緒に愚痴る側だったので、その気持ちがめちゃくちゃよくわかります。

でも、環境が変わればうまくいくのかというと、そうでもないということも、いろいろな現場を踏んできてわかったし、貴重な経験もたくさんしました。

環境に原因があると思って、新しい環境に取り組み始めたのが3年前。

そう、離婚をきっかけに人生を考えることが始まったんです

当時、ボクは滋賀県彦根市というところに住んでいました。

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今回書くことは、たぶんボクの離婚の話合いの場を作ってくれた優しい友人、そして立ち会った人ですら、ネジ曲がった事実しか知らないと思います。

また、その場で話し合いした時には、完全に相手の話しか聞いてもらえず、ボクが主張したところで無駄だと思ったので今まで言わずに心の中に閉まっていました。

今回、そのときの体験をここでシェアすることで、かつてのボクみたいな、やりきれない気持ちを抱えている人に、「もしかしたら状況は自分次第で変えられるのかも」とか、「なんだか楽しめそうな気がする」と少しでも思ってもらえたらうれしいと思って記事にしました。

結婚といったら明るい未来が待っているだろう。

そう思っていたにもかかわらず、一緒に暮らしはじめてから、ひたすら一緒に生活していることが苦痛で仕方なかったわけです。

これが、すごくいい経験値になったことは間違いありません。

だからこそ、今では、どれだけ苦境に立たされていても、辛いと感じることがありません。

変化のきっかけは、いろいろな自分が作ってきた固定概念という枠を超えて、自分の人生を意識し始めたことです。

異なる環境で体験、経験したふたつのつらさ

自分自身の判断が甘かったことへの葛藤、反省

初めての結婚をした時に、すぐに感じ取りました。

あっ、オレ病んでるわ・・・、間違いなく。

違和感の毎日が続いていたわけです。

別の投稿にも書きますけれども、今ではパッとわかりますけど、これがボクの理想だったようです。

・自分の人生の確固たる理想がある

・ボクにない可能性を感じさせる

・ボクに対してはっきりと指示したり否定できたりする

結論、お互いに精神的に自立していなかったということです。

そこは、デジタル育ちの人間です。

しっかり効果測定をしながら、PDCAを繰り返し、成果を追求して考えました。

このままでは自分が危ない。

自分が生きたいと思う人生ではない。

やりたかった、価値のある生き方ができないんじゃないか、と思ったのです。

環境のせいにできないからこそ露呈した実力不足

いろいろなことを経て、元奥さんとは距離をおいて住むこと、別居生活が始まりました。

そこで、自分自身の辛かったこと、そして、心の闇が晴れ少しずつ解決しました。

正解がない中、自分の考えやアクションが結果に直結することは刺激的だし、今回、自分の人生が大きく変わるためにはこの問題が必要とされているという納得感もありました。

でも、離婚というのは相手が納得して始めて成立します。

相手は納得しません。

問題を考えることや、どうしたら解決するかを追求することは、以前よりも厳しくつらいものになっていました。

本当に必要なことを見極め、それを実行するための知識と経験が必要とされます。

時間と労力を投入して頑張れば、なんとかなると思っていましたが、今回はそれが通用しません。

自分では最大限努力しているつもりなのに、厚い壁が立ち塞がり続け、それ以上どうしたらいいかわからなくて身動きが取れなくなっていきました。

当時、いろんな人が仲介役に入ってくれましたが、全員が敵にしか思えないぐらいに落ち込んでいました。

そのとき、状況を変えられるのは、自分だけだと気づいたんです

つらいからこそ考え続けた「自分の人生どう生きたいか」という問いかけ

辛くても、辛くても、心が折れなかったのは、「自分の一度きりの人生をどう生きたいのか」という問い続けがあったからでした。

以前、独身時代は、仕事をしたいときに時間を集中してやり、遊ぶときは、何も考えずに遊ぶことで自分自身を保っていたので、仕事と人生のつながりなんて考えたことはありませんでした。

ちょうどノマドワーカーが流行っていた時期でしょうか?

将来についても、「40歳でこれくらいの収入が安定するかな?」といった現状の延長線程度のイメージしか持っていなかったです。

でも、この離婚がきっかけで、ことあるごとに「どう生きたいのか?」と問われ続けることがひとつのルーティーンとなっていました。

「●●だからやらなきゃいけない」ではなく「自分で生きたい人生を生きるために何をすべきか?」「誰の命令でもなく、自分のために自分で選択してここに立っているんだ」という自覚があったから、出口が見えない中でも、諦めずに何をすべきか考え続けることができました。

「全部自分ごとにできる」という気づき

そこで、少ないながらもできることを前向きに行動してみましたが、今度はバトンを渡して話をするという不思議な段階になったのです。

自分が描いている世界観が長時間ストップしてしまうという現象が多発しました。

自分が考えていた「離婚をする」という結果はどんどん遠のいていきます。

「これはさすがに自分のせいではない・・・」

相手のせいで、この内容がうまくいかないとネガティブになっていました。

探究心の強いボクは、いろいろなものを記録するクセが昔からあるので、全てのやりとりを見ていて状況把握をして、まとめていたら、その出てきた答えは意外なものだったのです。

離婚をする相手のことを考えてるのか?という答え

相手のことをただ離婚という処理するシステムみたいに思ってないか?

確かに離婚は個人対個人だけど、それでも一緒に考える相手はひとりの人間である。

1対1、心でコミュニケーションをしないと動いてくれない。

完全に相手のせいだと思っていたのに、自分に問題があると悟ったときには衝撃でした。

今でも、そのときの電気が走ったような衝撃は忘れられません。

でも、別視点で考えると、完全に行き詰まっていると思っていたことが、自分次第で変えられるかもしれない、ということでもありました。

自分の人生だから自分でなんとかしないといけない。

でも、どうやって・・・?とずっと考え続けていたことが、具体的にやるべきことと結びついた瞬間でした。

変えるべきは自分であって足りない部分を徹底的につぶした

鮮烈な気づきでしたが、それに対してやるべきことはひたすら地道で泥臭いことでした。

だからこそ、決意さえあれば誰にでも実践できることなので、参考までに僕が自分を変えるために取り組んだことをご紹介します。

1.他人の客観的な視点を借りて自分の改善点を認識する

まず、何を変えるべきなのか?

自分のウィークポイントを把握するため、周囲の人にアドバイスをしてもらうところから始めました。

自分のダメなところを指摘されるのは相当凹みました。

ところが、得意な人を巻き込んで、ひたすら改善を目指して取り組んでみました。

2.仕事で連携している相手のことを徹底的に知る

アドバイスを受けて、自分中心の視点を改め、完全に相手の立場になりきれるくらい徹底的に知ろうと決意しました。

  • ボクとのやりとりのタイミング
  • それ以外にどんなことを抱えているのか
  • その中でのボクとの優先度や位置づけ
  • 何をしたら上手く進んでくれるのか?
  • モチベーションの源は何か?

連絡がある度にチャンスだと思い、あらゆる情報を吸収していきました。

今でもこの経験が、仕事に役に立っています。

施策の精度・スピードがあがると同時に「この人に喜んでもらうためにがんばろう!」という自分のモチベーションアップにもつながっていると思っています。

3.インプットを増やす

自分の実力不足の原因が、知識と経験の不足にあることはわかっていました。

経験はいきなり増やせないけれど、知識は努力でカバーできると考え、自分の日々の業務が終わった後でも、必ず関連する本を読んで知識を入れるという生活を続けました。

元々、読書に対しての苦手意識が強かったんです。

ところが、オススメの本を紹介してもらうなど、ここでも人の力を借りて克服していきました。

今では、本から得られるものを最大化するため、読む前に「読み終わったら、明日使えるテクニックを得よう」と目標を立てたり、読み終わったら「このフレーズは、今度、こういう場面があったら引用しよう」とアウトプットの機会を設定していたりします。

この取り組みによって、知識を徐々に経験に変えていくことができているような気がします。

自分の行動で驚くほど結果が変わった

全てを自分ごととして受け入れた結果、以前のように、頑張っても成果に繋がらない、むしろ悪化していくという状況は減っていき、自分が起こしたアクションが、驚くほどそのまま結果に直結するようになりました。

以前は、返事がくるのに何日もかかってイライラだったのに数分で返事がもらえるようになりました。

最後は、相手と会うこともなく、離婚が成立しました。

こんな風に相手に伝えることができるようになったことが本当にうれしく、もっと自分自身を客観視しよう、自分自身のことを知ろうとしました。

この経験の流れを仕事に活かして、継続的にコミュニケーションを重ねていくうちに、「そういえばこんな話があるんですけど・・・」と、新しい情報や依頼をいただけることが増え、仕事の幅が広がっていっている現在があることは間違いありません。

自分の人生のために取り組めばどんなことでも楽しくなる

とはいえ、まだまだ足りないところはたくさんあって、今でも失敗や苦しい状況は、たくさんあります。

その瞬間だけにフォーカスすればたしかにつらい出来事なのですが、行動を起こせば自分次第で挽回していくことができると知っているので、自然と先を見ることができるようになります。

その経験を通じて、さらにできることが増えていくし、本当の自分の未来に大きくつながります。

そして個人としての能力が上がれば、自分のやりたいことができる確率はあがり、自分の生きたい人生に近づいていくわけです。

そんなサイクルがあるから、つらかったはずの出来事があったからこそ、今では本気でいろいろなことが楽しいと思えるようになりました。

一方で、すべての出来事を自分の責任として引き受けると、やるべきことがめちゃくちゃ増えて、かかる負荷も大きくなります

でも、自分と向き合って少しづつでも取り組んでいけば、確実に成長や充実感が感じられます。

しんどいマラソンみたいなもんですかね?

終えたら、すごく気持ちいい。

いろいろなことを辛い気持ちを抱えている人には、そんな「自分で物事を変えていく楽しさに」気づいてもらえたら、と思います。

そのために「やらなきゃいけない」という狭い枠を離れて、自分の人生の一部としてどう活かすか?という視点から考えてみることをオススメします。

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