沖縄に来ています。
いつも、お世話になっている保育園にイベントの打ち合わせと事業の打ち合わせで来ていたんです。
昨日話していた、有名TikTokerが来るってお話です。
しかも、今日は、節分の取材で、沖縄のメディア取材が入ってました。
面白い展開でした。まさか、こんな貴重な時間を体験できるとは、予想していなかったですね。
シンプルに生きるためには、色々削ぎ落とさなければならないものもあります
子どもたちと接していると、それをマジマジと見せられるというか、目の前で表現してくれるというか…
小物とか、本とか、服とかの物理的なものから始まり、ノイズとか、雑念とかの抽象的なものまで、本当に大人になると、どれだけ雑念に塗れているのかを知らされます。
その中でも、特に「常識」なんかは結構捨てちゃっていいんじゃないかな?なんて思ったりします。
常識を捨てると良い理由ってたくさんあると思います
常識を捨てるといっても、最低限のマナーは捨てないほうが良いし、モラルも捨てたらダメゼッタイ!なんですけど。
要は、それ以外の部分、普段「●●べき」と考えている「自分の中の常識」を捨てたほうが、結構豊かになれるんじゃないの?という話です。
かつて、ボクはマニュアルガチガチ人間でした。
仕事もマニュアルに則って進めるものだったし、それより前に遡っても、幼少期は、良い成績をおさめる「良い子」でいて、そのあとは良い大学行って、ちゃんと正社員として就職しなきゃ!みたいな考え方が強めだったので、自分自身が不登校であることを否定したいたわけです。
でも、そんな自分の常識に縛られすぎると、不幸になるわけですよ。
最初にそう実感したのは、就職を考えなくてはいけなくなったとき。
というのも、高校までは自分の考えどおりに行ったものの、就職をしなくてはいけなくなった時期、ちょうど「就職氷河期」と呼ばれる時代に突入したわけです。
そうすると追い詰められていくもので「正社員として就職しないと生きている意味なんてない」「みんなと同じようにできないなら、この世にいらない人間だ」みたいな、ドン引きレベルのネガティブっぷりを発揮していました。
っていうか今、キーボード打叩きながら過去の自分にドン引きしてます。
でも、そのときはかなり真剣にそう思ってたんですよね。
まあ、そこはなんとか乗り越えた。
そして、自分で起業しようと決断をしたんです。
で、改めて、自分の設定したルートに再度乗ることができたわけです。
でも、結局起業しても、全然幸せじゃなかったわけです。
いわゆる、いろいろな部分でのコンプレックスが発生したんですよね。
幸せになれると思って自分の常識どおりにしてきたはずなのに、全く向いてない行動をして、マニュアルどおりにしかできない行動にも飽き飽きして「こんなんじゃ、自分じゃなくてもいいじゃん!」とか思って心身ともに疲弊して、今思うと結構まずいところまでいってしまってました。
悲劇アゲインです。
自分の常識は、必ずしも自分を幸せに導いてくれるとは限らない。それならいっそ、常識なんて捨ててしまったほうが良いんじゃないか…って思ったんです。
好きなように生きたほうが、幸せになれる
それで、ボクはどうしたか?
簡単です。常識を捨てました。
つまり、自分が今まで思い描いていたルートを捨てることを諦めました。
人生を大きく脱線してみました。
良い意味でも、悪い意味でも脱線したんですよね。
諦めるというのは、非常に勇気がいるものです。
大体の人は、ここで二の足を踏んでると思います。
でも、人生って一度きりなんですよね。
思いっきり諦めたほうが幸せになれる道が開ける場合もあります。
実際、今は当時考えていたルートから大幅に外れた生活をしてるんです。
でも、今のほうが確実に幸せです。
成功という執着や今という執着から離れることで、人生が軽やかになる
本に書かれていた、この一文を読んで「ああ、自分の常識に執着してたんだな…」と、今までの違和感に納得がいきました。
そして、その常識に執着することは間違ってたんだと、違和感があるのは間違いじゃなかったんだと考えられるようになりました。
おかげで、あっさり諦められました。
そして、諦めた後にボクが自分自身したのは、ひたすら自問すること。
例えば、暗黒時代のときのことをあげてみましょう。
今が辛い→なんで?→自分が本当に「好きだ」と思えることができてなくて空っぽな感じがする→じゃあどうする?→自分が「好きだ」と思えるように生きて行く
こんな感じで、深く深く自分を掘り下げていくよう努力しました。
結局、自分をしあわせにしてくれるのは「自分の本音を大切にすること」でしかない
これに尽きると思います。
そのためには、いろいろなことを削ぎ落としていく作業が必要になります。
モノを減らしてみたり、常識を捨ててみたり。そうすることで、自分のアンテナがようやく敏感になってくれる。自分の好きなもの、欲しいもの、必要なものが見えてくる。そう思います。
偉そうに語ってますが、わたしもまだまだ途中です。
ほんとしんどいですよ、自分を常識でガチガチに固めるのは。
子どもたちを見ていると、本当にシンプルに考えた方がいいなって感じます。
さて、明日もがんばりますか。
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