自分が何かを得たい、与えられたい、と思うのであれば、まずは自分が他者に与えることが先じゃない?

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今日は、一日部屋に籠もって作業をしていました。

IMG 2448 - 自分が何かを得たい、与えられたい、と思うのであれば、まずは自分が他者に与えることが先じゃない?

自己啓発や、仕事・人生などの成功法などでも、よく出てくる言葉ではあります。

自分が何かを得たい、与えられたい、と思うのであれば、まずは自分が他者に与えることが先であるということです。

ボクは、仕事をする上で、いつもこの考え方を基本に動いています。

まぁ、人によっては一見きれいごとのように受け取ってしまう人もいるかもしれません。

または、一種の宗教的思想と捉える人もいるかもしれませんね。

  • 「何甘いこと言ってんだ?」
  • 「そんなことは自分が損をするだけじゃない?」

こんなことは、何度も言われてきました。

ですが、世の中で成功している人というのは、共通してこのような思考を持っているのではないか?と思うのですが、実際に、否定的な意見の方々に関わってみると大抵が、お金に対する考え方がネジ曲がっていたりします。

この場合、何をもって成功と言うのかは人それぞれです。

が、単純に事業で成功するとか、恋愛や結婚で成功するとか、目先だけの一時の成功というわけではありません。

他者に与えることが成功の秘訣

事業などで、真の成功を治めた著名人として、松下幸之助氏や本田宗一郎氏、稲盛和夫氏など、他にもたくさん居ますが、その中でも事業をする上での共通的思想は「世のため人のため」「お客様に喜ばれること」を事業の目的としていることです。

当然、今とは違う時代背景などもあります。

昔は、当然何もない環境から豊かになるためのモノづくりが盛んでもありましたが、今は何でもモノが有り余る時代とも言われています。

しかし、自分たちのやっている仕事が「世の中のため国民のために」なるという自信と、成さねばならぬという使命感、そして「人々に喜ばれるため」「人々を豊かにするため」というモットーが結果的に成功に向かったのは間違いないはずです。

むしろ、彼らの事業を行う目的は単なる営利目的ではなく、このようなことを第一の目的とすることが「あたりまえ」のことという認識があります。 

もちろん事業ですから、単なるお人好しでは成り立ちません。

ボクは、今でもいくつかの事業をしていますので、人の好さや親切心、サービス精神だけでやっていけるほと甘くはないのは十分に理解をしているし、肝に銘じてます。

時には、騙し騙されを展開したり方便を使うことも多々あるわけです。

ですが、やはり営利目的が単なる自己の金儲けや成功だけということであれば、一時成功したとしても、何十年と続くことは難しいように思います。 

さて、このような考えは、何も事業に限ったことではありません。

ひとりの社員の仕事でもそうですし、夫婦間においても家族関係でも同じはずです。

結局、人は一人では生きていけません。

必ずどこかで人との関わりがあり、周りの人の協力なくしては成り立たないのが人生の常でもあります。 

つまり「人と人との関係を良い流れにするかどうか」で、その後の人間関係やものごとの成功を左右することになります。 

人と人との良い流れの人間関係をつくるには、やはり「自分の損得」が先にきてしまってはダメであり、これは逆にお互いの損得、足の引っ張り合いが強くなってしまいます。

与え与えられる循環をつくるのであれば、まずは自分から人に与える意識を持つことが前提になくてはいけないかと思います。

あの有名な二宮金次郎、そう、二宮尊徳も言っています。

風呂のお湯を手で自分の方へかき寄せれば、みんな向こうの方へ流れていく。逆に向こうの方へ押してみるとこっちに流れてくる。これが世の道理である。

世の道理だそうです。

自分のことばかりを優先していると、逆に幸運などは自分のところから逃げていってしまう。

逆に自分のことよりも、まず他人への思いやりを持った行動を取ると、結果的に自分のところに幸運がやってくるものだ。ということです。

宗教的要素で言うと「徳を積め」ということですね。

損得が心にあるのであれば止めた方がいい

とはいっても「自分が何かを得たいのであればまずは他人に与える」などと言うと、単なる損得で考える人が居ます。

  • 「せっかく自分がやってあげたのにお返しもお礼もない!」
  • 「自分ばかり相手に与えてあげて自分は損をしてばかり」
  • 「騙された!」

こんな感じでしょうか? 

相手に与えることにより、自分が何かを得られるというのは、結果論でもあります。

つまり、お返しなどなく単なる一方通行であるのが普通であります。

しかし、その物事を損得勘定で見てしまうと、このような、自分が損した気分になります。

これでは、他人のためではなく、結局は自分のためだったというだけの話です。 

基本的に人は弱いものでありますから、どうしても自分の損得を優先してしまうものです。

ボクなんかも、まだまだ全然ダメです。

だからこそ、真の成功者というのはまれなのかもしれません。

真の成功者と書きましたが、これは、何も事業や富や名声のことというわけではありません。

サラリーマンや主婦、農家さんなどでも当てはまることだと思います。

きっとそのような人たちというのは、貧しくとも何も持っていなくとも、幸せな人生を送れているのかもしれないかもしれません。

改めて、ここに記載しておきます

IMG 4317 - 自分が何かを得たい、与えられたい、と思うのであれば、まずは自分が他者に与えることが先じゃない?

人間は皆、空っぽのたらいのような状態で生まれてくる。

つまり、最初は財産も能力も何も持たずに生まれて来る。

そして、そのたらいに自然やたくさんの人たちが水を満たしてくれる。

その水のありがたさに気づいた人だけが他人にもあげたくなり,誰かに幸せになってほしいと感じて水を相手のほうに押しやろうとする。

そして、幸せというのは,自分はもう要りませんと他人に譲ってもまた戻ってく
るし、絶対に自分から離れないものだけれども、その水を自分のものだと考えた
り、水を満たしてもらうことを当たり前と錯覚して足りない、足りない、もっとも
っと,とかき集めようとしたりすると、幸せが逃げていく。

二宮尊徳翁の有名な教えのひとつ「たらいの水の原理」

さて、明日もがんばりますか。

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