新海誠監督の映画を没頭して見ています。
昨日は「君の名は」を見ていました。
今日は、映画「天気の子」を見たので、まとめてみたいと思います。
この映画は、日本の神話をモチーフにした作品で、自然現象を擬人化した人間と、彼らを取り巻く人々の物語が描かれています。
以下に、映画「天気の子」と神話の関連性について紹介します。
「天孫降臨」の物語 映画
「天気の子」は、日本神話に登場する「天孫降臨」の物語をモチーフにしています。
天孫降臨とは、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、岩戸隠れに入った後、暗闇に陥った天下を救うため、孫のニニギノミコトを遣わして天から降ろしたという伝説です。
映画の主人公、森嶋帆高もまた、天から降りてきた存在であり、この物語の要素が描かれています。
自然現象の擬人化
映画「天気の子」は、自然現象を擬人化した存在たちが登場する点でも、日本神話に影響を受けています。
映画では、雨や晴れ、曇りなどの天候が人間として描かれ、彼らの力や感情が物語を進めていきます。
また、神話に登場する神々も、自然現象を司る存在であるため、この擬人化された天候の存在たちともリンクしています。
和歌の引用 映画「天気の子」では、和歌が重要な役割を果たしています。
和歌とは、日本の伝統的な詩歌の形式で、神話や自然をテーマにしたものが多く存在します。
映画では、主人公が作詞した和歌が物語の中心となっており、その和歌の詞には、神話的な要素が含まれています。
神社の風景 映画
「天気の子」には、神社の風景が多く登場します。
主人公たちは、神社で出会ったり、思いを寄せる相手にお守りを贈ったりする場面があります。
また、映画の中で描かれる神社の風景は、日本の伝統的な神社の雰囲気を表現しており、神話的な要素と結びついています。
東京タワー
映画「天気の子」の最後のシーンには、東京タワーが登場します。
このシーンは、東京タワーが雨の中に浮かび上がる美しい光景が描かれており、映画の象徴的な場面となっています。
また、東京タワーは、映画の中での帆高と陽菜の出会いの場所でもあり、物語のきっかけとなっています。
天候現象と神話
映画「天気の子」は、自然現象を擬人化した存在たちが登場するストーリーです。
映画の中で、梅雨の季節には雨女や雨男が現れ、大雨が降ることが描かれています。
また、台風が接近すると、風の精霊や雷の神様が出現し、大きな災害が起こることが予示されます。
このように、映画「天気の子」では、天候現象が人間の行動や運命に深く関わっていることが描かれています。
このような描写は、日本の神話や信仰とも深いつながりがあります。
古くから、日本では天候現象や自然現象を神格化し、神様として崇めてきました。
映画でも、風や雨、雷などが神話的な要素として登場し、物語に深い味わいを与えています。
大和言葉と和歌
映画「天気の子」では、大和言葉や和歌が多く登場します。
大和言葉とは、日本の古代言語であり、映画ではそれが台詞や歌に盛り込まれています。
また、和歌も多数登場し、物語に彩りを与えています。
これらの大和言葉や和歌は、日本の文化や伝統を象徴するものであり、映画「天気の子」の作り手たちは、日本の文化を世界に向けて発信する意図があったと考えられます。
また、これらの言葉や歌が物語のストーリーに深い感情を添え、観客に感動を与えています。
誰かのために尽くすことの意味
映画「天気の子」では、主人公である帆高が、他人のために尽くすことを描写しています。
彼は、雨女の陽菜のために、天気を操る力を使って雨を止め、空を晴れやかにしようとします。
また、彼女のために毎日朝から働き、食事を作り、家事を手伝います。
このように、帆高は自分の力を使って、陽菜を助けようとする姿勢が描かれています。
これは、日本の伝統的な価値観である「他人のために尽くすこと」が、映画の中で表現されていることを示しています。
この価値観は、日本人にとって重要なものであり、映画を通じて世界に発信されることで、日本文化の魅力を再認識することができます。
親子の絆と家族の愛
映画「天気の子」では、帆高と彼の父親の間に、深い絆が描かれています。
帆高は、父親が家を出ていった後も、彼のことを想って、自分の力を使って雨を止めようとします。
また、父親も、帆高が危険な状況に陥った時には、自分の力を使って彼を救おうとします。
このように、映画「天気の子」は、親子の絆や家族の愛をテーマにしています。
家族の絆は、日本の伝統的な価値観であり、映画を通じて、世界中の観客にも共感を呼び起こすものです。
いかがでしたでしょうか?
以上、映画「天気の子」と神話、文化、価値観について紹介しました。
映画は、自然現象を擬人化した存在たちが登場し、神話的な要素や日本の文化が作品に盛り込まれています。
また、主人公が他人のために尽くすことや親子の絆など、日本の伝統的な価値観も描かれています。
これらの要素が、映画に深い味わいを与え、国内外から高い評価を得ているのではないでしょうか?
さて、明日もがんばりますか。
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