今日は、一日バタバタと走り回り、とりあえず夕方は、奥さんと合流してからの週末家族会議です。
いつも、何気ない雑談から、深い話まで、いろいろしています。
さて、そんな何気ない会話から生まれた話題を、今日は書いてみようと思います。
人は何かをしているときや何かをしようとしているとき、失敗を恐れることがあります。
失敗を恐れる人というのは、何かをしたときに失敗すれば落ち込みます。
そして、失敗を恐れて、何もしなければ、これはこれで、また落ち込みます。
これを客観的に見ると「何?そんなに落ち込むのが好きなの?」なんて自分自身で思えるかもしれません。
「ダメで元々」などと思っていても、失敗が怖い!
ここで「ダメで元々」なんて言葉はよく聞きます。
ですが、失敗を恐れている人にとっては、そんなことはわかっているんですけど、それでも失敗が怖いんだからしょうがないという心境でしょう。
ボク自身も、思いっきり失敗を恐れるタイプの人間です。
この手のタイプの人間というのは、失敗を恐れるというよりも、失敗したことによって「自分が傷つくのが怖い」というのが本音であり、深層心理として根付いていることでしょう。
「自分が傷つくのが怖い」という心理は以下のような感じでしょうか?
- 周りからダメな人間だと思われる
- 周りが自分を笑っている
- 周りが自分をバカにしている
- 周りから信用を失う
人が傷つく要因としては、必ずと言っていいほど他人の存在があります
現実の周りの人間がそんなことを思っていなくても、自分自身が作り上げた他人の存在(妄想)が自分自身を傷つける要因になっています。
まるで自分を傷つける存在を自分自身の妄想で勝手に作り上げているようです。
ですので「失敗が怖い」というのは「失敗して自分が傷つくのが怖い」ということです。
どんなに表向きは虚勢を張ったりポジティブを装っていたとしても、深層心理で「傷つくことを恐れている」のであれば、心労は絶えないことでしょう。
- すぐに思い悩んだり
- 常に落ち込んだり
- 周りの目がやたらと気になったり
- 自身の失敗を認めなかったり
- 他人の失敗をバカにしたり
- やたらとイライラしたり
- 不安と不満が常に存在したり
このようなことに心当たりがある人というのは、やはり心のどこかで自分自身が傷つくことを恐れています
これは、表向きの対人関係が良い人を装っていたとしても、自分自身の心は誤魔化せません。
上でも書きましたが、ボクなんかも「傷つくことを恐れている」そんなタイプの人間です。
そんな自分がまた許せなかったり情けなく感じたりして、ジレンマにイライラしたりという悪循環にも陥ることがあります。
でも「ダメで元々」という考えを思い起こして実践してみると、どこかスッキリするんです。
この「ダメで元々」というのは、単なる気休めなんかではなく、本当に大切なことであると実感することが多々あるのです。
「ダメで元々」というのは傷つくことを恐れないということ
失敗をまったく教訓にしなかったり、自分の思慮浅さや準備不足など出来ることを尽くさないで失敗を招くのは、それはあまり良いことではありません。
そもそも「ダメで元々」という意味での失敗の要素というのは「出来るだけのことをやった」「しょうがないこと」「チャレンジしたいこと」というところでしょう。
世の中でいわゆる成功する人や、大成する人と言うような人は、「ダメで元々」という意識があるのかないのかはわかりませんが、少なくとも失敗を恐れない人であり、傷つくことを恐れない人ではないでしょうか?
分かりやすく言うと、自分のやりたいことを突き進むだけであり、周りの評価などは気にしないということです。
人を傷つけたり迷惑をかけたり、相手のことなんてお構いなし、なんていうのはあまり良くないことですが、時と場合によりけりですね。
少なくとも「ダメで元々」ということを意識はしていなくても、きっと備わっていることだと思います。
この「ダメで元々」という意識について考えてみます。
- それなりの立派な人間が持てる意識なのか?
- ポジティブ思考の人間でないと難しいのか?
- ネガティブ思考の自分には無理なのか?
こういう風に思う人もいますが、これは、まったく関係ありません。
もちろんその意識の強弱はありますが、誰でも「ダメで元々」という意識を持つことができます。
「ダメで元々」というは「失敗を恐れない」ということです。
「失敗を恐れない」というのは「傷つくことを恐れない」ということです。
「傷つくことを恐れない」というのは「他人の目を気にしない」ということです。
傷つくことを恐れて失敗が怖いのであれば、この「ダメで元々」という色々なところで意識してみてはどうでしょうか?
- 仕事で失敗したらどうしよう
- 試験に落ちたらどうしよう
- 告白して断られたらどうしよう
- 始めてみてやっぱり失敗したらどうしよう
- 上手くいかなかったらどうしよう
- こういうことを言って変に思われたらどうしよう
- こういうことを書いて変に思われたらどうしよう
- 良い反応が返ってこなかったらどうしよう
このような思いが出てきたときは、良い結果が出たときは無性に嬉しいものですが、上手くいかなかったときは傷つき思い悩みます。
そして次のチャレンジのときが来ても失敗が怖くて思い悩んだり、失敗を恐れてチャレンジしなかったり、そんな悪循環の意識が知らず知らずのうちに深層心理に沁み込んで、いつしか自分自身が本当に嫌いになってきます。
よく子供の教育などで、褒めて育てるとか言いますが、これも同じことです。
注意したり叱ることは大切です。
しかしこのような思考を深層心理に植え付けてしまうと、それは自分自身も意識しないまま大人になってこのようなネガティブな思考になることが多々あります。
これらの良くない意識を打破するために、生活のいたるところで「ダメで元々」ということを強く意識してみるのです
- 「こういうことを言ったら嫌な顔されるかな?でもダメで元々でもいいや」
- 「こういうことを書いたらバカにされるかな?でもダメで元々でいいだろう」
- 「ここで断ったら嫌な顔されるかな?でも別にいいか」
- 「誘ってみたら迷惑に思われるかな?それならそれでいいか」
- 「思い切って自分の意見を言ってみたら変に思われるかな?まぁ変に思われてもいいか」
- 「これをチャレンジして失敗したら笑われたりバカにされるかな?そりゃそうか(笑」
失敗を想定して行動するというのは、一見ネガティブにも思えるかもしれませんが、決してそういうわけでもありません。
これは要は「開き直り」です。
失敗を恐れない、傷つくことを恐れない、という意識を植え付けるということです。
ボクも、たまに仕事などで、意見を言うときやクライアントとのやり取りでも、必要以上に相手の反応を想像して臆してしまうことがあります。
ですが、この「ダメで元々」ということを意識するとはっきりいってどうでもよくなります。
自分自身は、やるべきことを自分なりにやっているのであれば、あとはおまかせの精神です。
もし、いたるところで失敗を恐れたり、傷つくことを恐れている自分自身に気づいたときは、この「ダメで元々」ということを意識して実践してみると、とても気が楽になるし、ちょっとづつ変われている自分に気づくことができるのではないでしょうか?
そんなことを、ふと思ったのでした。
さて、明日もがんばりますか。
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