今回は、自己否定について解説していきます。
自己否定なんてそんなもん今更解説せんでも知ってますけど!
自分を否定することじゃないですか!?
こう思うかもしれませんけど、いやいや、そんな分かりきったことを説明しません (笑)
自己否定の本質が分かれば、自己否定攻略法も見えてくるってことです!!!
今回の記事を読む前に、この記事を読んどいてもらうと分かりやすいと思います。
軽く、自分の復習も兼ねて、前回のおさらいを書いてみたいと思います
- 自己肯定感クエストには、(-→0)面と、(0→+)面の二つの面がある
- 最初の(-→0)面ですることは、自己否定を減らすこと
- 自己否定を減らすには、自己受容と他者受容とポジティブな意味づけをゲットしていく必要がある
- 具体的にやることは、たったひとつ
こんな感じの流れでした。
じゃあ、どうして、自己否定を減らすために、自己受容と他者受容とポジティブな意味づけをゲットする必要があるんでしょうか?
そして、具体的に何に取り組めば自己否定は減っていくんでしょうか?
それは、自己否定がそもそもどんなものなのか?が分かれば見えてきます。
では、実際にどういうことが自己否定なのでしょうか?
自己否定=OKな範囲からはみ出すこと
では、順番に考えていきましょう。
これは、ある人の価値観を元に考えてみたいと思います。
“自分を許せる範囲”と“自分を許せない領域”はご理解されていますでしょうか?
自分がやってることがある範囲の内なら、自己否定しません。
自分がやってることが、ある範囲からはみ出たら、自己否定します。
この範囲が小さい人は、自己否定をすることが多いです。
この範囲が大きい人は、自己否定をすることが少ないです。
そりゃそうですよね。
その範囲が小さければ、その分、自分の言動がそこからはみ出してしまうことが増える訳です。
どれだけ自分の言動を、自分自身で範囲に収めようと思っても、範囲が小さければ、はみ出してしまうわけです。これが自己否定という枠組みになるわけです。
●●せねばならない=ある範囲からはみ出ない努力
とある範囲に自分の言動を収めようとする努力が「●●せねばならない」ってなるんですよね。
本当はとある範囲にやりたい事があっても、とある事をしたら自分を許せない(自己否定)から、「あの範囲のことをしなければならない」と自分を決めた範囲に押し込める訳です。
例えば「今日はしんどいから50点くらいの感じで仕事をしたいなー」と思っても、50点の仕事をする自分を許せないから、「100点の仕事をしなければならない!」と死ぬ気で頑張るけど、やっぱりしんどいから80点くらいの仕事になる。
80点って冷静に考えたらすごいんですけど、100点じゃないから、自分を許せない(=自己否定する)ってなるわけです。
これが「●●せねばならない」と自己否定の関係です。
これらの考え方のスペースに関しては、考える人それぞれでしかない
この範囲の大きさというのは、ひとそれぞれですが、この範囲がどこにあるかも人によって違います。
ある人は“自分より人の事を優先”が、範囲だし、ある人は“知的”がその範囲だし、ある人は“ちゃんとしてる”がその範囲だったりするわけです。
ここでいう“自分より人の事を優先”が、ある人から見た範囲の人は、自分のことを優先した時に自己否定するし、ここでいう“知的”が範囲の人は、分からないことがあった時に自己否定するし、“ちゃんとしてる”が青い範囲の人は、だらしないことをした時に自己否定する訳です。
自己否定を減らすとは?
自己否定は、自分の言動が青い範囲からはみ出した時に起こります。
じゃあ、自己否定を減らすって、どういうことでしょうか?
はい。
単純に考えるとわかりやすいのは「自分を許せる範囲」と「自分を許せない領域」だったのです。
“許せない”を“許す”にする=●●を〇〇に変換する、それが自己受容です。
●●を〇〇にする(自己受容)というのは、●●が大きくなって〇〇が小さくなる(自己否定が減る)ということであって、●●の部分を大きく広げていくことが、自己受容であり、自己否定を減らすということなんです。
さぁ、これで自己否定を減らすことと自己受容が繋がりました。
ここに、どう他者受容が繋がってくるのでしょうか?
何故、(−→0)面攻略に他者受容が必要なのでしょうか?
結論から言うと「自己受容度=他者受容度」だからです。
何故だと思いますか?
これは、自分を許せる範囲・許せない範囲であると同時に、人を許せる範囲・許せない範囲でもあるからなんです。
自分を許せる範囲と、人を許せる範囲は同じなのです。
自分も他人も、一律これ(価値観)に沿って、許すor許さない を決めているのです。
ここでいうのは“自分より人の事を優先”の部分の多い人は、自分を優先したら自己否定すると同時に、自分を優先している人を見たら腹が立つし、“知的”の部分の多い人は、分からないことがあれば自己否定すると同時に、分からないことがある人を見たらバカにするし、“ちゃんとしてる”が一定の部分の人は、だらしないことをしたら自己否定すると同時に、だらしないことをしてる人を見たら批判するのです。
自己否定を減らす具体的な方法
自分を許せない範囲と人を許せない範囲が同じということは、あなたの感情が乱れるような他人の言動は、あなたの自己否定ポイントを教えてくれるレーダーだ、ということです。
なんで、(−→0)面で取り組むたった1つのこと、自己否定を減らして自己受容・他者受容・ポジティブな意味づけをゲットする具体的な方法は、他人の言動を否定するのをやめるです。
人の言動を「あれはいい」とか「あれは悪い」とかってジャッジするのをやめるんです。
この「ジャッジメントを手放す」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。
何故ジャッジメントを手放していくのかと言えば、自己否定を減らすためです。
自己受容度=他者受容度であり、自己肯定度=他者肯定度なんです。
つまり、人のあり方を否定しながら、自分だけ受容したり肯定したりはできねぇってことです。
いかがでしたでしょうか?伝わりましたでしょうか?
ようやく(−→0)面の具体的な攻略法が出たので、詳しく解説していきたい所ですが、長くなってきたので一度切ります。
読んでくれた人が消化できなかったら意味ないんでですよね。
さて、明日もがんばりますか。
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