今日は、サポートさせてもらっているプロジェクト未来学園HOPEさんのイベントでした。
みんな、めちゃくちゃいい笑顔です。
さて、今日はこのイベントに参加して思ったこと、感じたことをツラツラとまとめてみたいと思います。
お子様が言うことを聞かないことに対して、ついつい怒ってばかりになっているってことはないでしょうか?そんな悪循環のパターンにハマってる…なんてことは、もしかしたら、気づいてない人が多いかもしれません。
親の教育、教育に限らず親の言動は、確実に子の性格・人格・人間性などといったものに影響を与えるのではないかと思っています。
それは、自分自身の幼少期の体験から思っていることです。
当たり前のことなのですが、そのことに無自覚な親が多いんじゃないか?とも感じます。
子どもは、親の一挙一動を見ていると自覚すべきです。
蛙の子は蛙
蛙の子は、蛙という言葉があります。
子の性質や能力は、親に似るという意味で用いられる言葉です。
遺伝子レベルでのことは、似て当然です。
しかし、後天的に形成される、性格・人格・人間性といったものも親子で似ているということがしばしばあります。
街中でも目についたりしますが、やんちゃそうな親、ネットスラングを用いればDQNと言われるような人の子は、親と同じように、やんちゃそうで、DQNと言われるような、言動をしています。
「DQN」とは、軽率そうな者や実際にそうである者、粗暴そうな風貌をしている者や実際に粗暴な者かつ、非常識で知識や知能が乏しい者を指すときに用いる。
2010年の調査では、一般的なインターネットスラングであるとみなされている。1994年から2002年までテレビ朝日で放送されていた番組『目撃!ドキュン』が由来とされる。目撃!ドキュンの内容は、離婚などで生き別れの親子が対面などというものであった。そのため「16歳でできちゃった結婚して子どもが生まれて、20歳になったら離婚して、40歳になったら目撃ドキュンにでている人たち」という意味でDQNと2ちゃんねるを中心に呼ぶようになった。
引用元:Wikipedia
それは、子が親の模倣をしているからに他なりません。
例えば、真面目な子がいたとします。
この子は、生まれたときから真面目なわけではありません。
最も身近な親の真面目さを見て、模倣することで、真面目さを身に付けるのです。
物心付いたばかりくらいの、小さい子ほど、親と似た言動をしています。
それは、それまでは、親以外に模倣する相手がいなかったからであり、親以外からの教育を受けていないからです。
子どもは、正しいことも、間違ったことも親の真似をするので、親は真っ当な子に育てたいのなら、親自身の言動を今一度見直すことが必要です。
親と子の性格・人格・人間性などは異なる
人は、様々な環境下で、様々な人に関わり、様々な体験をして性格・人格・人間性などを形成しますので、親と子のそれは当然異なります。
しかし、親から模倣し、身に付けたものがなくなるわけではありません。
思春期以降、アイデンティティを確立していく頃になると、一見、親とは全く異なる性格等に見えるようになることもあります。
しかし、それは、模倣対象が増え、親以外からの教育が入ったこと、様々な体験をしたことで、小さいころとは異なる面を身に付けたにすぎません。
小さいころに親を模倣することで身に付けた性格等がなくなったわけではないのです。
多様性を持つようになったというだけのことです。
例えば、ボクの養父はとても社交的な海外ならではの人間で、養母はめちゃくちゃ真面目です。
なぜ、養父、養母と書いたのかは、また別な機会にお話をします。
今のボクは、それほど親しくない人からは、社交的、真面目、親しい人からは、ひょうきんで面白い、根明、そして自分に厳しいと言われます。
養父の社交的な面と、養母の真面目な面、両方を引き継いでいると言えます。
もちろん、もっと違った面もあります。
ですので、多様性を持ちますが、育ての親から引き継いだものは年を取って残っているものです。
子どもの問題は親の責任でもある
例えば、不登校の子どもがいた場合、その親に対して、親が悪いわけではないと言ったりすることがあります。教育システムに問題があるといったようにです。
確かに、教育システムに問題があるのかもしれませんが、だからと言って親に責任がないとは言えないのです。
不登校生徒に兄弟がいる場合、その兄弟もまた不登校になるというケースは少なくありません。
兄弟間では取り巻く環境や人間関係は異なるにも関わらず、兄弟揃って不登校になるのです。兄弟に共通するのは親なのですから、親が何らかの影響を与えているのは明らかです。
このように親は、子どもに大きな影響を与えるのですから、そのことをもっと自覚すべきだと感じます。
いじめで自殺をしたという報道が度々なされます。
我々は、いじめはしてはいけないと散々教えられてきているにも関わらず、いじめというものがなくなりません。何故でしょうか?
親がいじめやそれにつながることを教えているからです
子どもの前で、他人の悪口や陰口を言っていないでしょうか?
親のその姿を見ると、子どもは、悪口や陰口は言ってもいいものと理解し、他人の悪口や陰口を言うようになります。
子どものすることを否定ばかりしていないでしょうか?
子どもは、劣等感を抱くばかりでなく、自分より弱い人間は否定してもいいのだと理解し、自分より弱い他者を否定し、植え付けられた劣等感を払拭しようとします。
子どもに暴力を振るっていないでしょうか?
子どもは、暴力を振るってもいいのだと理解し、簡単に人を傷つけるようになります。
子どもを甘やかし、好き勝手させていないでしょうか?
子どもは、好き勝手してもいいのだと理解し、他者への思いやりや気遣いができない、自分勝手・自己中心的な人になります。
子どもの言うことを、ちゃんときいているでしょうか?
子どもは、人の話を聞かなくていいと理解し、また、人に話しても無駄と理解します。
人の話を聞かない、人に話したり相談もしない、何を考えているかわからない人になります。
他にもたくさんあるのでしょうが、このようにして人をいじめるような人間が出来上がります。
最も身近であり、最も模倣しやすい親からの影響は絶大です。
もし、自分の子が、他者をいじめていたり、何か問題を起こした場合、親は周りの責任にするようなことは慎むべきです。
周りの責任にするようなことはモンスターペアレンツ以外の何者でもありません。
もちろん、全て親の責任とは思いませんが、親に責任がないということはありえません。
親は、自分がそのような子どもに育ててしまったのだと責任を持ち、自身の子育てを改めるべきだと思ったのでした。
そんなこんなで、イベントも無事に終了。
終わったあとは、圧倒的反省会とこれからについて。
未来は明るいと思った限りでした。
さて、明日もがんばりますか。
コメント