最近の親と呼ばれる人々は子どもに口だけ「しつけを伝えているんじゃないか?」を考えてみた

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明日は、なんと京都で、前回引率させてもらった宮古島の説明会です。

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子どもたちがどんな発表をするのか、すごく楽しみですし、どんな変化が生まれたのか、とてもとても楽しみです。

昨日、書いた記事がすごくびっくりするぐらい反応があったので、改めて再掲載しておきます。

https://koichan8888.com/archives/4660

さて、本日は、前乗りで京都に向かうので、道中で、子どもの教育、躾について考えてみました。

よく子どもには「やさしい子に育ってほしい」「思いやりのある子に育ってほしい」とかって言う親は、多いかと思います。

他にも「しっかり勉強を頑張れる子」や「強い子に」などいろいろあります。

しかし、そういった親の希望、要求を子どもに「しつけ」という形で教えておきながら、実は自分はどうなんだ?っていう話です。

そもそも「しつけ」とは何を表しているのでしょうか?

日常生活での行儀作法や生活慣習の型を身につけさせることをいい、おもに家庭内での初期教育をさす。しかし、以前はこのことばはもっと広い意味内容をもち、単に行儀作法を修得させるという狭い意味でなく、「性質をたわめ直しつつ一人前に育てる」ことを意味し、またその適用範囲も幼少期の訓育だけとは限らなかった。

https://kotobank.jp/word/しつけ-74010

ここで、ふと思うことがあります。

子どもに求めることって、あなたは出来てますか?

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ボクも人のことを言えるような、立派な大人ではありません。

自分も含めて、今回は考えたいと思いますし、問いたいことなんです。

「子どもに求めることって、あなたは出来てますか?」

昔の大人は、どうだったかあまりわかりません。

ですが、自分が大人と成長をして、自分自身の世界が広がってみたときに思ったことがあります。

それは「 結構、みんな子どもへの要求が厳しいんじゃないかなぁ? 」ってことです。

子どもへの要求。

90%以上が言ってもささいなことです。

  • 「 人の言うことを聞きなさい 」
  • 「 お友達とは仲良くしなさい 」
  • 「 お友達と喧嘩したり叩いたりしたらダメだよ 」
  • 「 人にやさしくしなさい 」
  • 「 良い子にしなさい 」
  • 「 ちゃんとしなさい 」

どの大人もこんなことを開口一番にいうわけです。

まるで、アニメのセリフかよ?って思うわけです。

それに「しつけ」という意味ではこういったことを教えていくのは悪いことではまったくありません。

ですが・・・

じゃあ、大人である自分達はどれだけ出来てるの?って話なんですよね。

大人の世界と子どもの世界で「しつけ」は別モノと考えていないでしょうか?

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「子どものしつけと、大人の世界は、また別でしょう!!」

「自分が出来ていようが、いまが子どもにはしっかり教育すべき!!」

こんなメダパニのような声も、パルプンテみたいな意見も出るかもしれません。

もしくは、そこまで強く言えなくても、少しは思っていることではないでしょうか?

ちなみに、ボク自身が元々ひねくれていたので、このような大人の都合的な考え方をしてしまうときがあります。

ひと昔前までは、仕事においてもこういうような傾向に考えてしまうことがありました。

さて、子どもの一番の身近なお手本は当然「親」であり「大人」なのです。

いくら口先だけでアレコレ言っても、お手本の親・大人が出来ていなければ、しつけ・教育の効果は薄らぐどころか逆効果になると思います。

例えば・・・

たとえば、こんな親・大人はいないでしょうか?

・いつも夫婦喧嘩ばかりしている、
・お互いの欠点を攻め合いしている
自分の正当性を訴えたり言い訳ばかりをしたりしている
逆に相手の上げ足ばかり取りしている
やさしさや、思いやりは、微塵もな

子どもと外出中に、近所の人にあっても挨拶もしない。

困ってそうな人がいても無関心だったり、近所のママ友さんたちと道の真ん中でだらだらとおしゃべりしたり、誰かの悪口で盛り上がっていたり・・・。

しかし、ひとたび子どもに向き合うと、

・喧嘩はいけません
・人にやさしくしなさい
・時間は守りなさい
・やることはしっかりやりなさい
・相手の悪口を言っちゃダメ
・良い子に、立派な子になりなさい

子どもからしたらこう思うはずです。

「この人は何を言っているんだろう?」

当然なります。

ボク自身が子どものころに、そういう気持ちになりましたから、はっきりわかることだったりします

image 3 - 最近の親と呼ばれる人々は子どもに口だけ「しつけを伝えているんじゃないか?」を考えてみた

まぁ、ここまで真逆のことをする親・大人はあまりいないとは思いますが、そういうことです。

単純に「口だけしつけ」をしている親というのは、基本的に「自分には甘く人には厳しい」ってことになる気がします。

このように、いくら口で立派なことを言おうが、お手本として一番影響力のある親・大人が出来ていなければ、子どもは理解するどころか、親・大人へ信頼が無くなっていく一方です。

仮にです。

親・大人の言うことをよく聞いているとしたら、それは、親・大人の言うことを理解しているのではなく、単に怖い、叱られるのが嫌、言っても無駄、と思っているからだと思います。

口だけの「しつけ」をするぐらいであれば、「ダメな自分」「甘ったれな自分」を子どもにさらけ出して、子どもと一緒に人生を楽しんだ方が100倍もマシな気がしてならないのです。

ここまで、伝わりましたでしょうか?

大人って、ついつい理屈で、子どもを丸め込もうとすることってありますよね?

もしくは、強引に押し込もうとしたり「親・大人の言うことが聞けないのか!」と理屈すらどっかに行ってしまったりと・・・

子どもが、まだ小さい時は、親の都合、大人の理屈なんて要らないかもしれない、親がダメって言ったらダメ、みたいな感じかもしれません。

しかし、子どもは日々成長していて、親・大人が思っている以上に「 親・大人のことを見ている 」と思っています。

ボクも、たまにドキッとするようなことを言われたりします。

「ドキッ」とする時点で、やましさがあるってことなんですがね (笑)

ただ、最近の親・大人って(自分も含め)いつまで経っても、大人になり切れてなかったり、心に余裕がなかったりして、妙に子どもに当り散らす人が増えている気がします。

もちろんそうでない親もいるし、余裕のなさは止むを得ない事情があるのかもしれませんけどね。

自分も気を付けなければと思う、今日この頃でした。

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