映画『コンテイジョン』新型オミクロン問題と似ていると話題になっている

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久々というんでしょうか?

予定が早く終わり、今日の夜は映画でも見ようかと、ちょっとブラブラを考えながら散歩をしていたら、今、とある映画がふたたび大きな注目を集めているという話が耳に飛び込んできました。

たまたま、早めの晩ごはんを食べているときです。

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20代と30代のOLさんたちが隣の席で映画のお話されていたんですね。

その映画が、なんと2011年に公開された、ウィルスによりパンデミックを起こす様を描いた映画『コンテイジョン』だったのです。

監督は、『オーシャンズ11』などで知られるスティーブン・ソダーバーグが務めており、オールスターキャストともいうべき豪華な出演陣が話題になった作品です。

この映画は、パンデミックを描いたもので、しっかりと情報を得て撮影に臨んでいることなどから、よりリアルな展開になっていることで今話題になっています。

わずか数日で人命を奪いかねない危険なウイルスが香港から世界各国へ拡散、たちまち致死率が20%を超え、世界が大混乱に陥っていくさまを描いたパンデミック・スリラーです。

劇中の出来事は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が切実な問題となった世界の情勢にピタリと重なると思ってしまいました。

感染経路の追跡をはじめとする科学的調査、人々の間で沸き上がる公的機関への不信、インターネットやメディアを通じて拡散されるデマといったトピックは、まるで今の現実を見ているかのようです。まずは予告編から、その恐るべき一致を確かめてほしいと思います。

映画「コンテイジョン」とは、どのような映画なのか?

映画『コンテイジョン』予告編【HD】

何度も書きますが、その当時、アメリカ疾病予防管理センター (CDC) や感染症などの専門家から情報や助言をもらって、製作されているのです。

今なお、その広がりを見せ国内感染者を出し始めた新型コロナウィルス、感染源が中国ということからも、まんま映画と同じ展開になっていると、アメリカのiTunesでは、この映画が急上昇し、レンタルランキングに上位に食い込むなど、再び注目を集めています。

しかし、その状況も徐々に、冗談では済まされないものになってきており、前情報、もし本当にパンデミックになった時の備えなどの時のために、この映画『コンテイジョン』で予習や復讐をしおくべき作品です。

・原題:Contagion
・監督:スティーブン・ソダーバーグ
・脚本:スコット・Z・バーンズ
・出演:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット
・公開:2011年11月12日
・時間:105分

・製作:アメリカ合衆国

『コンテイジョン』公式ウェブサイト

映画『コンテイジョン』のパンデミック

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映画『コンテイジョン』のパンデミックは、始まりは香港でした。

あるきっかけから始まり、香港に出張中の女性は最悪なことに空港にいたのです。

そして、瞬く間に世界中へと広がって行きました。

それは終息の一途を見せることもなく、拡大し続け、仕舞いには外出禁止隣街はゴーストタウンになるのでした。

『コンテイジョン』では、感染経路は接触感染。

感染者が触ったものを中心に、世界へと飛び火していきました。

最悪のシナリオ

コンテイジョンとは、英語で「感染」のことを表します。

監督はアカデミー賞受賞歴のあるスティーブン・ソダーバーグ氏で、マット・デイモンや、グウィネス・パルトローら名優が競演し、話題になった作品です。

「MEV-1」と名づけられたウイルスは感染率が高く、2、3日で発症。

せきや発熱に始まり、数日で脳が侵され死に至る。人類の12人に1人が感染し、うち4人に1人が死亡するかもしれないという設定だ。

「恐怖はウイルスより早く感染する」という映画のキャッチコピー通り、人々は恐怖にとりつかれ、スーパーの食料品や日用品を買い占めます。

州境が閉鎖され、学校は休校。看護師は感染を恐れ、職場を放棄する。医療崩壊だ。抑制的な情報公開に不信感を抱いた米国民は、インターネット上のデマを信じ、暴動が起きる。やがて警察による治安維持も不可能になり…。

描かれたのは、まさに最悪のシナリオだったのです。

映画のようにはならないためにも見ておいた方がいいと思う

映画では、初期感染者の接点は香港、ウイルスの起源は、コウモリとみられると設定している。現在進行形の新型コロナウイルスの到来を予期していたかのようなストーリーです。

パニック回避を

パニックはウイルスより深刻だ。暴動の引き金になる。

映画の中で、米疾病予防管理センター(CDC)の医師がこうつぶやく場面があります。

ブロガーを演じたジュード・ロウは映画公開時、とある取材で「この作品で一番怖いのは病気じゃない。人間だよ」と答えています。

実際に「災害級の感染症は恐怖心でデマに惑わされやすくなる」と一部のメディアでも警鐘を鳴らしていました。

たしかに「パニックは国民の政府への不信感が引き超すことが多い。政府のリスク・コミュニケーションが大事だ」と言われているのも納得です。

リスク・コミュニケーションとは、「ここまでは政府でサポートする」というサポート情報と「ここは危険」というリスク情報の両方を公表することをいい、これにより国民は政府を信頼し落ち着いて行動するようになるといいます。

実際に、日本は落ち着いているのか、対応が遅いのかは、また別問題ですが…

映画でも食料を探しにスーパーに略奪に入っていった人の中に、明らかに感染しているような人がいた描写がありました。

おそらくあの時点で備蓄した食料も無くなり、何としてでも手に入れないと、という状況に住民全員がなっていたからでしょうが、それでさらに感染が広がるのでは、と不安に駆られました。

映画では、そこまで混乱が進行し、政府が政府として機能していない段階でしたので、それに比べると現実世界はまだ、コロナウイルスに関するパニックは、管理されているといえるのもしれません。

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