マッキンゼー式 世界最強の仕事術&世界最強の問題解決テクニックがすごすぎた

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ふとプロジェクトのグループチャットでこんな話題がありました。

質問しすぎると「質問するな」と言われてしまう。
自分の頭で考えると「もっと質問しなさい」と言われてしまう。
この繰り返しで混乱しているのはないか?

なんか、すごくわかる気がする…

どうも、コイヌマ(@koichan8888)です。

こういうケースって、どこの会社でもあるあるなんじゃないかなぁと思います。

忙しいキーマンに貴重なプレゼンの時間が与えられたのに「さて…ですね。とはいえ…」とモゴモゴしていたら、あっという間にタイムオーバーなわけです。

せっかくのチャンスを無駄にしたことはありませんか?

問題は、短時間に相手を説得する準備が不十分だったこと。急に訪れるプレゼン機会に備え、日頃から準備万端整えておきたいものです。

ビジネスの場面では、限られた時間で言いたいことをわかりやすく相手に伝えることが頻繁に求められます。

いわゆる「ショート・プレゼンテーション」という部類で、米国では「エレベーター・ピッチ」「エレベーター・ブリーフィング」「エレベータ・ートーク」など様々な名前で呼ばれます。

アメリカの超有名戦略コンサルティングファームである、マッキンゼー・アンド・カンパニー社なんかが有名なんじゃないですかね?

タイトルや目的、提案プランを詰めておく

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この名前はアメリカのシリコンバレーで、起業家がベンチャーキャピタルや投資家の勤務するオフィスのエレベーターの前で待ち伏せし、偶然エレベーターに乗り合わせたふりをして、短時間(30秒~1分程度)に自らの事業内容の魅力を伝えることに成功し資金調達にこぎつけたというサクセスストーリーからきています。

具体的には、以下の8つのポイントについてあらかじめまとめておき、超短時間にプレゼンするのです。もちろん、世間話の時間などありません。シナリオをよく考えておかないと、タイムオーバーになります。何回も練習して貴重な機会に臨みたいものです。

1.タイトル(話したいテーマ)
2.意思決定して欲しいこと(ex.○○分野を自社に担当させて欲しい)
3.施策の目的(どのようなゴールに導くか、どんな効果があるか)
4.現状と課題(ex.実績が下がった背景の分析)
5.施策概要(具体的な提案プランや対象となる窓口)
6.付随項目(上司に頼みたいこと)
7.定量効果(改めて具体的な成果の提示)
8.実現のスケジュールと検証のタイミング

ポイントは、優先順位の高いことから話すことです。また、相手の意見を聞きながらというよりも、伝えたい自分の結論を明確にすべきです。重要な質問を想定しておき、それに端的に答えられるようにする準備も必要でしょう。

改めて、今回、ふと自分自身が考えを復習したいのもありまして、「マッキンゼー式 世界最強の仕事術」&「マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック」という本を読んでみました。

ずいぶん以前に買っていたのですが、なかなか読むチャンスがなく、今回、自宅での自粛中に合間を見て読んでみました。

マッキンゼーと言えば、少数精鋭ですが、最も成功している戦略コンサルティング会社の一つと言われます。

(大前研一さんはこちらの出身で有名ですが、その他にの今世間をにぎわしているDeNAの創設者の南場智子さんもここの出身です。)

いろいろ学べることがあったのですが、印象に残ったことをまとめてみます。

初めての問題など存在しない

たいていのビジネス問題は、違っている部分よりも、似ている部分のほうが多い。問題解決テクニックがいくつかあれば、その問題に答えられる。あなたの組織の中に転がっている場合もある。何かの文書にあったり、同僚の頭の中にあったり。まずはそれがないかをあたり、まったくない場合は、自分の経験を利用して自分の頭で考える。

エレベーター・テスト(30秒でプレゼン)

自分が出した解決策(もしくは商品やビジネスでも)をクライアントに、はっきりと正確に30秒で説明できるくらいに知り尽くすことが大事。

(エレベーターで下に降りるまでの間にクライアントに趣旨を話さなければいけない事態があり、このように呼ばれている)

毎日ひとつチャートをつくる

問題解決のプロセスは、毎日新しいことを学び、それを紙に書いておくこと。それが考えを進める助けになる。一日の最後に1人で座って自問する。

「今日学んだもっとも大事な3つは何だろう?」

シングルヒットを打つ

全てできるわけではないから、しようとしないこと。

すべきことだけをきちんとする。

ホームランを狙って、10打席のうち9打席三振になるよりは、コンスタントに一塁に出る方がずっといい。

(まぐれで1度ホームランを打つと、周囲が常にそれを期待してしまう。)

面接をする際事前の準備が大事

話を聞く際には、2度と会えないかもしれない人かもしれないので、何を聞けばいいのか、しっかり考え、面接調査ガイドを準備する。

あと一つだけ

面接調査の際、「ごめんなさい。あと一つだけ」と質問する。

この方法で必要な情報を入手できたりする。

面接をしたら礼状を書く

面接に応じてくれた場合、必ず礼状を書く。

それが礼儀であり、思いがけないかたちで報われることがある。

プレゼン

チャートには1つの伝えたい情報のみを入れる。

プレゼンの前に、関わる人たちを巻き込んで事前に話す内容について大まかに話しておくことが大事。

プレゼンでは帰納法をつかう。

「Aだと思う。理由は①~、②~、3~です。」

ポイントは3つでまとめる

3という数字が一番人の記憶に残りやすい。

日本でいうなら、「松・竹・梅」といったところでしょうか?

仮説を立てる

何事も仮説を持って取り組む。

それを証明、もしくは反証していくほうがはるかに効率的に物事が運ぶ。

ブレーンストーミングを成功させるカギは周到な準備と適切な心

<ブレインストーミングの際に守るルール>

  1. 悪いアイデアというものはない
  2. ばかげた質問とはない
  3. 自分のアイデアが退けられるのをいやがらず、必要であれば自ら取り下げる
  4. 会議が長くなりすぎて収穫が減ってきたら、無理に続けないで中止する
  5. 紙に書く

企業のリサーチのテクニック

  1. 年次報告書に目を通す
  2. 外れ値に注目する
  3. ベスト・プラクティスを探す

ナレッジ・マネジメントの重要性

社内の体系化されていない知識と体系化された価値を、組織が最大限に活用できるようにするシステマティックな方法。

コミュニケーション不足よりコミュニケーション過剰のほうがいい

コミュニケーションが不足して問題になるが、多すぎて問題になることはない。できるだけ多くのコミュニケーションを取る。

なんだかいろいろと書いてみましたが、気になったことの羅列になってしまいました。

最後にとっても印象に残ったことと書いてみます

マッキンゼーには<返事をする>という職場の倫理があるようです。

たとえば新入りのコンサルタントだろうが、誰かが世界のどこかにいる同僚に電話をかけると、24時間以内のコールバックがある。こういう決まりがあるから、データ収集でも全体的なガイダンスでも、多いに助かっているらしいです。

これは、他の組織ではなかなか考えられないことです。

組織で知を共有する。

それが、やはり強さなのかもしれないなぁと思いました。

日々の仕事に役立てることがたくさん書いてありました。

まだまだ成長していくためにも実践してみたいと思ったのでした。

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