リーダーになる人ってどんな人が対象になるんだろう?
ふとそんなことを感じる、6月の最週の土曜日。
打ち合わせを終えて、自宅に戻る途中に、頭の中を駆け巡りました。
中でも「ピグマリオン効果」は、教育者を育成する現場においてはよく使われている言葉です。
このピグマリオン効果をビジネスの現場で活用していこうという動きもあり、主に人材育成の面での効果が期待されているようです。
ただし、誤った活用方法だと逆効果を招いてしまう恐れもあるので、注意が必要です。
ピグマリオン効果って?
教育心理学の効果で、すごくざっくり言うと「先生に出来ると信じられると本当に出来る子になる」みたいな効果です。
ロバート・ローゼンタールの実験によって提唱されたので、ローゼンタール効果とも呼ばれる効果で、いろいろと批判もあるものの「期待されるとやる気でる」という感覚は多くの人がもっているので、単純には無視できない概念ではないかなと思います。
ピグマリオン効果の逆がゴーレム効果
同じような心理学効果でゴーレム効果というのがあり、これがピグマリオン効果の逆の効果です。
「不良は周りの目でどんどん不良になっていく」みたいな例えが分かりやすいでしょうか?
こちらも、主に実験方法に批判があるものの誰もが多少はそういうことあるよねと思う概念だったりするんじゃないでしょうか?
挑戦の機会が人を成長させていく
ピグマリオン効果の実験自体には批判もありますが、人は挑戦をし、成功体験を積むことで自信をつけ成長していきます。 仮に失敗しても、挑戦の結果の失敗であればやはり学びを得ていくものだと思います。
人が、社会生活を行なっていけば、必ずそこには役割の分担があり、それぞれの役割に応じた挑戦の機会があります。
当然期待をかけられる人は大きな役割を任されて挑戦のチャンスを得ていくので、そうでない人よりも成長していくし、挑戦の最中期待され信頼されることがプラスに働くというのは当然とも言えるのではないでしょうか?
期待や信頼を伝え続けることが大事
教育でも仕事でも共通してると思うのですが、人はそもそも迷うものですし、信頼感や安心感というものも、放っておけば風化していってしまうものです。
期待をしているとか、信頼しているということは、一度伝えておけばOKというものではなく何度も何度も繰り返し伝えていかないといけないと思います。
だから面談をしたり、ランチに一緒に行ったり、飲みにいったりということが効果を発揮するんじゃないかと個人的には思っていたりします。
単純接触効果というのもありますし、一緒にいる時間を長くとると好感度や信頼感は上がるはず。効果的に使っていきたいものですね。
プロジェクトメンバーが伸びないのは、リーダーやマネージャーの責任
責任あるポストであればあるほど、忙しいしメンバーも増えて、ひとりひとりに期待や信頼を伝えることは難しくなると思いますが、やっぱりそこに甘んじるとチームに問題が発生するなというのが個人的な印象です。
メンバーがいきいきしているチームは、リーダー格の人のそのあたりのやり方が上手ですよね。
信頼を伝えれば、必ず伸びるはず
絶賛、プロジェクトを運営中なので、これからどうなるかわかりませんが、いつも期待や信頼を伝えるようにしてます。
一時期は自分が教えなきゃみたいに考えてもいましたが、大人がコントロールして伸ばせるような、そんな易しいものじゃないですよね。
リーダーにできるのはただただ信じて見守る、に尽きると思います。
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