今日は、宮古島の狩俣地域の方々のご協力をもとに、船にのって魚釣り体験をすることになりました。

この宮古島ツアーをやって気づくのが、子どもに対して「●●のように育ってほしい」という願いを持っている親が多くいるということです。
いい意味でも、悪い意味でも…
こういった思いは、親のエゴだけでなく、子どもを育てるという責務を負った親の宿命でもあるかもしれませんけど、散々グレてきた自分からすると、なんか腑に落ちないところがあるわけです。
子どもに対する親の思い

自分が小さい子どもの頃は、当然のことながら親の思いなんて、微塵も感じていませんでした。
少なくとも、ボクは。
毎日遊んでやりたいことやって、やりたくないことを泣いて、騒いで、抵抗して、怒られ、引っ叩かれて、でも挫けずにまた遊んでと繰り返すわけです。
それでも、親は、今の自分と同じように、子どもに対していろんな思いを馳せていたと思います。
- 思いやりのあるやさしい子に育ってほしい
- 強い子に育ってほしい
- 頑張って勉強をしっかりしてほしい
- 元気で健康に育ってほしい
- たくさんの友達と仲良くなってほしい
何もかも持ってほしいなんて思う親はいないと思いますが、出来れば今後より良い人生を送れるようになってほしいと願っていると思います。
その願いが少なからずあるからこそ、親は子どもに厳しくし、時には悩み、苦しみを味わうこともあります。
- 「うちの子はわがままで癇癪持ちでこの先どうなるのだろう」
- 「なんで言うことを聞いてくれないの?」
- 「なんでうちの子はお友達と仲良く遊べないの?」
- 「外で元気に遊びまわってほしいけど、引きこもり気味で心配」
- 「いつまでたってもママに甘ったれでこの先大丈夫かな?」
そのため、親はより「厳しく」なったり「口うるさく」なったり「無理やり」いろいろなことをやらせたり、など右往左往したりしてしまうわけです。
もちろん、そういった右往左往は別にかまわないと思っています。
ところが、過度になってしまう親が、このごろ増えている気がするのです。
なぜ過度になってしまうかというと、そこには色々な要素があると思います。
ですが、「親の思い通りにさせたい」「こうでないと立派な大人になれない」「周りに後れをとる」などという思いが強くあるのではないでしょうか?
誰が決めたルールなのか、すごく謎なんですが、親であれば誰しもがこのように思うかもしれません。
しかし、度が過ぎると子どもにとっては逆効果にしかならないのではないでしょうか?
子育てに正解はない

よく巷で「子育てに正解はない」とは言われています。
子どもに対する親の愛情や、教育はとても重要ですが、必ずしも、親の思いが子どもに伝わるとは限らないということではないでしょうか?
そして、子どもの成長には「親以外」の要素も大きく関わってくると思うからです。
ボク自身が、子どものころに「親以外」の要素がめちゃくちゃ大きかったと体験しているから余計にそうなのかもしれません。
つまり、世の中何がどう転ぶかなんて誰もわからないということです。
子どもが小さい頃は親の言うことをよく聞いて、素直でやさしい子だったけど、大きくなったらすっかり親の言うことを聞かなくなった。勉強もしなくなった。
明るくてみんなに好かれる子だったけど、大人になったら定職にも就かず遊びほうけてばかりいる。
小さい頃は親に反抗していてばかりで、学校でも問題児扱いされていたけど、大人になったら真面目に働き家族をしっかり養っている。
子どもの頃は友達もあまり居なくて一人で居ることが多かったけど、大人になったら多くの人に慕われていて、思いやりのある人間に育っていた。
まぁキリがないのでこれぐらいにしておきます。
ここで何が言いたいかというと、「今が良いからこの先も良い」とか「今が悪いからこの先も悪い」とは必ずしもなりませんよ。ということです。
そんなこと知ってるわ!
って思う方も多いかと思いますが、結構この辺りが見えなくなっている人も多い気がするんです。
だからといって「先がわからないなら子育てなんて何でもいい」となるわけではもちろんありません。
しかし目先のことに囚われ過ぎたり、今の子どもの状況を見て一喜一憂する必要もないのではと思うのです。
目先のことばかり追っていたり、子どもの行為に一喜一憂するのは、子どもの表面しか見ていない可能性がありますし、子どもの本当の気持ちから遠ざかっている可能性もあるような気がします。
もし子どもの表面しか見ていないとしたら、きっと子どもには何を言っても響かないと思います。そして結果(子どもの行為)を見ては一喜一憂し、上手くいかないときは余計に厳しくなったり、夫婦喧嘩が絶えなかったりするかもしれません。
今出来ることをやって、後はおまかせ

親の気持ちは、常に子どもの行く末を案じているかもしれません。
しかし、子育てに正解はなく、どう転ぶかわからないのであれば、親は、今できることをするしかありません。
そして、結果的に子どもがどのように育っていくか、どのような大人になっていくかは「子どもにおまかせ」でいいのではないかと、ボクは思っています。
ようは「子離れ」ってやつをしっかりやらないといけません。
子離れは、子どもが大きくなったらするものではなく、心の中では最初からしているべきだと思います。
子どもの未来を案じながら、叱るべきときは叱り、鬼となるべきときは鬼となり、静かに見守りながら「今出来ること」をする。
そして「後はおまかせ」です。
どの道を行くか、どのように成長していくか、は子どもの勝手なんだと思います。
ここまでいかがでしょうか?
深く考えずに書き始めてしまったので、まとまりない記事かもしれません。
しかし、自分で読み返すのは、面倒なのでそのままにします。
今日の記事は、ボクの目指している子育て論でもあったりします。
子どもの未来を必要以上に案じない。
そして、子どもの今現在の状態に一喜一憂しないということです。
やはり親なので子どもにちょっとした不安要素、例えば「こんなわがままで友達出来るのか?」などがあれば、つい心配になりうるさく言ってしまうこともあります。
上の記事では偉そうなこと書いていますが「言うは易く行うは難し」ってやつです。
ただ良かれと思ったことが仇になったり、よろしくない行為が良い結果につながることもあります。
ですので、一番良いのは、今出来る最善のことを頑張り、先はあまり見ない方がいいのではと思った次第だったのでした。

さて、明日もがんばりますか。
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