今日は、朝から移動です。
ボクたちは、不安や恐怖を原動力として、日々生きています。
もちろん、そうでないという人もいることでしょう。
しかし、気づいていないだけで、多くの人が、不安や恐怖に支配され生きているのです。
ボクたちは、不安や恐怖に支配されている
世の中には、不安や恐怖を煽るものにあふれていて、気付かないだけで、実は不安や恐怖に支配されています。
一見そうは見えなくても、マスコミやインターネットなどから提供される情報は、不安や恐怖を煽るものが異常に多いと言えます。
最もわかりやすいものの一つが、地震に関する情報です。
よく、〇年以内に〇%の確率で、震災級の地震が発生する可能性があるなどと言われます。
根拠も正確性も曖昧な情報ですが、自分が被災するかもしれないという、不安や恐怖に支配され、必要以上に備蓄するなどといった行動にはしらされます。
地震に対する備えを非難したいということではありません。
仕事や収入等でも、「勝ち組」「負け組」などという言葉があり、「負け組」になるかもしれないという不安や恐怖から、「負け組」にならないことに躍起になり、自分の希望は関係なしに、無難な選択を繰り返すなどの行動をとったり、何かとくだらない理由をつけて、自分より下の人間を作ろうとしたりします。
離職を繰り返したり、年齢が上がると、転職ができなくなるという不安や恐怖から、ブラック企業で社畜として心身が壊れるまで働き、結果、自殺してしまうということもあります。
毎朝、悲壮感を漂わせながら満員電車に揺られているサラリーマンも、生活のためと、人並みの生活が送れなくなる不安や恐怖から働いています。
コンプレックスに関するものでも、例えば太っていると、モテないとか、自己管理ができない人と見なされるなどと言って、不安や恐怖を煽られ、胡散臭いダイエット食品を買ってしまうなどもそうでしょう。
上記はほんの一例にすぎず、他にもたくさんあることでしょう。
自分には関係ないと思う人もいるでしょう。
ところが、よくよく考えると、日常の当たり前の行動の根底には、不安や恐怖というものが存在する場合がほとんどです。
ボクたちは、不安や恐怖を回避することを原動力として、生活を送っているのです。
不安や恐怖を回避するために生きる人生はつらい
なぜ、不安や恐怖を回避するために生きるのは辛いのでしょうか?
単純に、自分の願望にそぐわない言動を強制され、自分が送りたい人生を送れなくなるからです。
与えられ、刷り込まれた不安や恐怖に、自分の人生が支配されて、人生の主体が自分ではなくなります。そんな人生に充実感を感じることはありません。
人生を主体性をもって送れないのですから、ただ生きているだけ、人生がつらいと感じても不思議ではありません。
世の中には、自分らしくいきることが素晴らしいといった論調もあります。
これは、自分らしく生きなければならないという、不安や恐怖を生みます。
不安や恐怖に支配され、自分らしく生きられていないのに、自分らしく生きろと、さらに不安や恐怖で煽られるのです。
わけがわからなくなりますね。
自分らしく生きられていない人は、自分らしく生きる方法などを調べないほうが賢明です。
こうしろ、ああしろと言われ、さらなる不安や恐怖が生まれるだけです。
自分の願望に少しだけ正直になる
生きるのがつらいと感じている人は、不安や恐怖に支配されている人生を送っています。
楽しい人生を送るためには、不安や恐怖から離れ、自分の願望に正直に生きるのが一番です。
しかし、自分の願望に正直に生きるということは容易ではありません。
例えば、世の中にある一般常識というものは、そこから外れると非難され排除されるという不安や恐怖から成り立っているものです。
自分の願望に正直に生きるということは、一般常識から外れることもあるでしょうから、時に非難され排除される不安や恐怖から脱却しなければなりません。
非難され排除される不安や恐怖から脱却し、自分の願望に正直に生きると、一般常識から外れ、不安や恐怖に支配されている、一般常識の信者の多くの人から、実際に非難され排除される、つまり、社会から排除されるという危険性があります。
社会から排除されて生きていけるのであれば、ぜひそうしていただきたいと思います。
たぶん、そうやって生きられるほうが幸せです。
しかし、多くの人は、これは難しいのではないかと思います。
社会で生きていこうと思う以上は、自分の願望に真正直に生きるというのは不可能です。
だから、社会の中で生きていこうと思っている人は、不安や恐怖に支配されつつも、少しだけ自分の願望に正直になればいいのではないかと思います。
その言動が、不安や恐怖の支配からくるものか、自分の正直な願望によるものかだけでも意識できると良いかもしれません。
そして、できる範囲で、自分の願望に正直に生きれば、人生の主体を多少なりとも取り戻すことができ、人生のつらさも少しはマシになるかもしれません。
悲しいことですが、基本的に人生というのはつらいものなのだと思います。
ふと、そんなことを思った一日。
今日も一日よくがんばりました。
さて、明日もがんばりますか。
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