お金がないなら、自分の欲望をコントロールし、身の丈に合わないものに無理をして手を出す必要はないと思う

今日は、朝から参拝に来ています。

世間話で盛り上がっている人たちの会話に耳を傾けているのが、最近楽しくて仕方がないのですが…

そんな中、昼食を食べに行ったところで聞かれたワードが、誰もが一度は聞いたことがある「お金がない」というワードでした。

実際に「お金がない」という人は、本当にお金がないのでしょうか？

明日、食うにも困るほどお金がないという人も中にはいると思います。

ボク自身が実際に、家がない、帰る場所がない…という浮浪者という時期を過ごしたこともあるので、今回の記事を書くことに、ちょっと気になったことをまとめてみました。

そういう人たちは、親族や友人・知人を頼るなり、社会福祉制度等に頼るなりするしかないのでしょう。

しかし、お金持ちではなくても、何とか生活できる程度にはお金を持っている人で「お金がない」という人がいます。

この人たちが言う「お金がない」のほとんどは、自分の欲望を叶えるためのお金がないのです。

自分の欲望を叶えるためのお金なのだから、黙って自分でお金を貯めるなり、収入を増やす術を考えればいいだけのことです。

それを「お金がない」と言って、自分の欲望をさらけだしているのだから、見ていてあまり気持ちの良いものではないのです。

例えば、高級腕時計や高級な貴金属を身に付けている人を見て、「私はお金がないからそんなの買えないわ」なんて会話をすることもあるでしょう。

一見、謙虚で慎ましい発言と思えなくもないが、この発言は、”私も高級な腕時計や貴金属が欲しい”という欲望と、妬みや嫉みが加わった発言だといえます。

このように「お金がない」という発言は、卑しい発言なのでしょうか？

本来、人前でするような発言ではないだろう。

欲望を持つことが悪いとは全く思っていないのです。

それを卑しくも人前でさらけだすのは、個人的にはあまり感心しないというだけのことです。

ボクは以前、対人支援に関するサービスを提供する仕事をしていたことがあります。

子どもの教育に関わるものもあり、年間数百万円の費用が必要なのだが、あからさまではないにしろ、値切ってくる人が結構多かったんですよね。

時には何かと言いがかりをつけて、費用を値切ろうとする人もいました。

また、母子家庭で金銭的に苦しいということを、遠回しにアピールしてくる人もいました。

もちろん、費用を聞いてすっぱりと諦める潔い方もいました。

子どもの教育にも関わるとなれば、できるだけ良いサービスを受けさせたいというのが親心というものでしょうか？

気持ちはわからなくもないんです。

ただ、いかなる状況であろうと、一定のサービスを提供する以上は、値切り交渉には応じる必要はないと思っています。

それで、「お金がない」と言われても、知ったことではないって感じです。

良いサービスを受けさせたいというのは、その人の勝手な欲望にすぎないのだから、こちらが値段を下げることで叶えてあげる必要はないと思うんです。

サービスを提供する仕事であっても、対人支援や福祉関係、いわゆるソーシャルビジネスと言われるようなものに分類される、又はそれに近接する類のサービスだと、社会的弱者だから支援してもらって当たり前、値段を下げてもらって当たり前といったスタンスの人も少なくないんですよね。

ボクもそういった人を目の当たりにしたこともあります。

良いサービスなりなんなりを受けたいという、個人的願望を叶えるために、自分は弱者なのだから、値下げしろとやってくるわけだから、目も当てられないわけです。

まあ、生き方、やり方は人それぞれなので、別にかまわないのですが、自分の願望が叶えられない怒りを、こちらにぶつけられても困るという思いもあるんです。

ボクが携わっていた仕事は、その対人支援を行う上では最もお金がかかる部類のものですが、他の選択肢が全くないというものでもないわけです。

大抵の場合、他の選択肢は存在しているんですよね。

だから「お金がない」のであれば、お金がかからない他の選択肢を選べば良いだけのことです。

お金がなくて欲しい物が買えない、受けたいサービスが受けれないというのは、その物なりサービスが身の丈に合っていないというだけのことです。

みんな与えられた環境の中で、自分が手にしたもので何とかやっているのです。

周りを羨んでも無意味だし、誰かが与えてくれるわけでもないのだから、身の丈に合う物を買い、身の丈に合うサービスを受けてほしいものだと思うですよね。

よく、高級な、良さそうな財布をもてば、それに見合った収入を得られるとか、良い物を持てばそれに見合った人間になれるという話を見聞きすることがあります。

これの真偽は、ボクにはわからないんですが、お金がないなら、自分の欲望をコントロールして、身の丈に合わないものに、無理をして手を出す必要はないと思うんですよね。

身の丈に合うものを選ぶ慎ましさを持った人にこそ、手を差し伸べたくなるというのが人情ではないでしょうか？

さて、今日もそんなことを考えながら…

やっぱり、お好み焼きにはビールがいりますね。

さて、明日もがんばりますか。