さて、大阪のとある企業さんとの打ち合わせ。
いろいろなお話を聞いていると、日本は、人も物も使い捨ての社会だなとつくづく思うんですよね。
マスコミは連日、ヒーローを作っては、注目を集めるうちは祭り上げ、話題性がなくなれば、ほとんど報道されることはなくなるわけです。
大事なニュースにおいても、瞬間は報道するのだが、その後どうなったかは一切報道しないわけです。
ボク自身も過去に冤罪、不当逮捕の経験があり、逮捕されたときは「日本初」なんて見出しが付いていましたが、実際に逮捕、判決になった時点で、無実となりましたが何もないままです。
マスコミの性質上、これは、まあ仕方のないことなのでしょう。
ボクたちも、それにいいように踊らされていますしね。
このように、ヒーローを作って祭り上げ、旬が過ぎればポイというのを見ていると、何でもかんでもいいように使い捨てるということを改めて実感したのです。
人の使い捨て
人を使い捨てるブラック企業などと言うが、これはブラック企業に限ったことではないと思うんです。
学校教育の部分でいろいろ聞いていくと勤務時間があまりにも過酷な体制だったりする場合もあったり、新任の先生なんかだと朝8時から出校して、夜の22時まで業務をやらないと間に合わないぐらいにタスクを与えられている場合があるとか…
そもそも、社会に進出している、勤めている人の中で、使い捨てられる可能性のない人などいないのです。
状況によっては、ほとんどの人が使い捨てられることに該当してしまうのかもしれません。
雇用され、働いている人の中で、自分がいなければ、仕事が回らないという人は多くないでしょう。
自分がいないと仕事が回らないと勘違いしている人は多いかもしれませんけど。
ま、それがリモートワークをすることで、さらに化けの皮が剥がれたというか、露骨になってしまったというか。はっきり言って、ボクたちがしている仕事なんてそんな大したものではないのです。
一見難しそうに見えても、たいていの人が、誰でもできる仕事をしているのです。
自分にしかできない高尚な仕事をしたいという人がいます
特にスピリチュアル業界とか、占い業界に多いんですけど、神様を遊び道具として使うって、とんでもないことだと思うんです。
こういう人には、アホなの?大丈夫?と言いたいわけです。
よほどの専門性や特殊技術を有しているのであれば別なんでしょう。
一般の社会、まともな会社組織であれば、その人にしかできない仕事、その人がいなくなったら仕事が回らないような状況は作らないのです。
ま、個人事業主だからできる、自営業だからできるっていうのかもしれません。
リスク管理の点からも、その人がいなくても、仕事が回る状況を用意しているものです。
そもそも、その人にしかできない仕事自体が少ないわけですよ。
その仕事をできる人なんて、代わりを探せばいくらでも出てくるんです。
よく、使い捨てられないために専門性や技能を身に付けろというが、突出した専門性や技能でなければ、代わりはいくらでもいるのです。
自分が有用だと思って、偉そうなことを言っている人は、身の程をわきまえたほうがいいと思うんです。
はい、最近ちょっとイラッとしたスピリチュアル系のお仕事をしている人がこういう身の程をわきまえない人間だったということです。
代わりなんていくらでもいるのだから、いらなくなれば、簡単にポイッと捨てられる、世の中から飽きられるんでしょうね。
人間関係でも同じです。
一時期、仲良くし、頻繁に連絡を取り合っていたような人でも、状況が変われば、そのうち疎遠になったりします。
自分にとって必要がなくなれば、簡単にその人間関係を捨てるし、捨てられるのです。
誰でも、いつでも、使い捨てられるし、使い捨てているのです。
人の使い捨てなんて、当たり前のように存在しているし、あなた自身もやっているというのが現実なのではないでしょうか?
自分を過信しすぎないほうが身のためだと心に刻んでいます
最近は100円均一のお店にいけば、日常生活に必要なものはたいてい手に入ります。
服でも、スマホでも家電でも、安くてそこそこの品質のものが手に入ります。
安くで手に入るので、不要になれば簡単に捨てるし、故障すれば修理せずに買い替えます。
今の時代、人もそれと同じではないでしょうか?
誰でもできる仕事なのだから、別に高い給料を払い能力の高い人を雇う必要などないのです。
安い給料でそこそこの能力の人を雇えばいいのです。
そして、その人が病気なりなんなりで壊れてしまえば、誰でもできる仕事なのだから、別の人を雇えばいいだけの話なのです。
最近では、有効求人倍率も上がり、サービス業などで、人材不足となっている状況もあるようですが、わかりやすく、目に見える形で人の使い捨てをしていたからこのような状況になったのではないでしょうか?
そういった企業は、積極的に外国人労働者を雇用しているようです。
サービス業関係では日本語もままならないような、外国人の方が働いているのを目にする機会も増えた。それでも、何とか回っているのです。
ボクも使い捨てられた経験があるし、使い捨てをしている企業や、人間を擁護する気はさらさらない。
ただし、自分を卑下する必要はないが、自分が価値ある人間だなどと勘違いしないほうがいいと思っています。
あなたにとって代わる人なんていくらでもいるのだから、身の程をわきまえ、謙虚さも持ったほうがいいんじゃないか?って自分自身に言い聞かせています。
例えば、事務系は人気職種なのでこういった状況は起きていないが、あなたの代わりなんてたくさんいるのです。
今は使い捨てられていないが、不満や愚痴ばかり言っているなら、さっさと辞めればいいと思われているし、そのうち辞めざるをえない状況になってしまうことだってあります。
うちの奥さんが、そういう業界もあるんやで…と教えてくれたのがきっかけで知りましたけど。
実際に、日本を支えている企業ですら、そういう事態にあるわけです。
あなたが辞めても、代わりはいるのだから誰も困らない。
使い捨てが当たり前の社会でいきているのだから、この事実は心に留めておくほうがよいのではないかと思うのです。
昨日も書きましたけど…
ちょっと今日は、深い話になってしまいました。
いろいろ記事をまとめていたら、ビールがきたので、ここらへんで。
さて、明日もがんばりますか。
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