人間関係は、思い通りにいかないとわかっていても、困った人に遭遇するとうんざりしてしまいます。
あーうまく言い返してスッキリしたい!と思う方も多いのではないでしょうか?
以前、とあるビジネスに関わった際に、自分が目立ちたいのか?役に立ちたいのか?やたら中途半端に口を挟んでくる意識高い系の営業マンに出会いました。
その営業マンの彼は、こちらがどのような流れでビジネスを進めているのかも確認を取らず、勝手に独断でガンガン進めていったわけです。
ガンガン進めていこうとするリーダーシップは、素晴らしいものがあります。
ただ、最後までやり抜くことが出来ないのです。
そう、もっと言えば空気を読まないわけです。
いろいろな業界に関わってきて、人との繋がりが大事だとか言うわけですが、完全にこっちの意図は無視で、挙句の果てに困り果てたら、こちらに擦りつけてくるわけです。
なかなか、手強いモンスターでした。
そんなモンスターから学んだことをシェアしてみたいと思います。
遠回しに悪口ばかり言ってくる人っていませんか?
終わったことをガタガタ言ってくる人、あとになって文句をつけてくる人っていますよね。
不満があるなら前もって言えばいいものを、後だしジャンケンであーだこーだ言ってくるわけですよ。
だったら、初めから自分でやればいいじゃん?ってなるわけです。
「それなら先に言えよ、終わってからガタガタ言うなよ」
…という文句は、たいてい空振りに終わります。
「いま、わかったから言ってるんだ」
…と、かえって開き直られてしまうでしょうね。
実際に、こういうやり取りで返された経験があります。
「これからのことを考えましょう」
「過去を振り返ってどうするんです?」
…と未来に目を向かせようとしてもムダなんですよね、そういうパターンの人って。
ま、完全に八方ふさがりなわけです。
こちらは、全く悪くなくても、相手の正義は、なんか無双モードに入った勢いで話してきます。
しかも、あなた自身、懸命に伝えていても、なぜかモヤモヤしたものが残るはずです。
は?なんだコイツ?自分のことしか考えてないじゃないか?
ボク自身も、めちゃくちゃこんな気持ちになり、モヤモヤしました。
いったいなぜでしょう?
そもそもあなたは何にムカついているのでしょうか?
文句を言ってくる人は、結局、すべてのことを「他人事」だと思っているのです。
目の前の仕事や話題について、「自分のこと」と思ってない。
部外者として、外野からあれこれ言いたがる。
なんなら、そうやって冷静に分析するのが、自分の役目、と思い込んでるってケースも多々あります。
百歩譲って、専門家だったり、コンサルタントならそれでもいいでしょうが、同じ目線、目標な向かっている仲間がそんな態度では、あなたとしてみればムカつくのは当たり前です。
全てにおいて、伝え方で、ずいぶん印象が変わるはずです。
つまり、あなたがムカつく理由は「後から言ってくる」という時間差にあるのではなく「他人事のように言ってくる」という点にあるんじゃないでしょうか?
ボク自身、今振り返ってみると深くそう感じますし、そこをあなた自身も見失ってしまうと、つい「先に言ってくれ」「今言わないでくれ」と、ピントのずれた言い返しをしてしまうことになってしまいます。
「いつ言ったか」ではなく「どの立場で言っているか」がムカつく。
そこまでわかってしまえば、相手をやっつけるのは簡単なんです。
相手が投げてきたボールを豪速球で処理をする
後から文句をつけてくる人に言うべきひと言は、「じゃあ、お前がやれ」です。
例えば「商品の陳列のしかたがマズかったね。やっぱりこれじゃダメだよ」と言われたとしましょうか?
その時には「どう陳列すればいいか、教えてくれ。お前が指示を出せ」って言うパターンと「どうすればいいですかね。部長のアイディアを聞かせてください」…なんてパターンがあります。
相手が無責任に投げっぱなしにしたボールを、すぐさま剛速球で投げ返すのです。
そうすると相手は、高みの見物から引きずり下ろされて、びっくりするでしょう。
こうなるとどうせ「いや、それは俺の仕事じゃない」「それを考えるのは、君の仕事だ」と責任逃れが始まるはずです。
そうしたらすかさず「はい、だから、私が考えます(あんたは黙ってろ)」のひと言で、話を終わらせることができます。
とはいえ、これは少しハードルが高いかもしれません。
ビシッと言えない場面も、あるでしょう。
そんなときには「私たち」「われわれ」という言葉を使って、相手をこっち側に巻き込む、という手があります。
主語を「We(私たち)」にすることで、逃げ腰の相手をこっちに巻き込みます。
そうすることで「文句ばっかり言ってないで、お前も考えろよ」になるわけです。
ま、実際にそこまで腹を据えてる人は、文句言わないんですよね。
あっ、ちなみにですが…
先ほど出ていた意識高い系営業マンの彼とは、あれ以来は深く交流を持つのを辞めました。
今は、辞めて良かったなって思ってます。
あっ、そもそも論ですが。
文句と提案の違いがわからない人が多いのも、今回、同様に勉強になったので、また別な機会にシェアしたいと思います。
コメント