アドバイスって単語を聞くといい言葉に考えがち
若いころのボクは知識も経験もなく、よく頭をぶつけたりするので、色々な人が未熟なボクに対してアドバイスをガンガンされた。
「もっと良いやり方があるんじゃないか?」
「これは問題があるんじゃないか?」
「あなたのプランは理解できない?」
そう言われた時、ボクはいつもこう返していました。
「じゃあ、具体的にどうすればいいんですか?」
いままで、ボクのこの問いに答えられた人はいない。
実際に、言いたいことだけボロクソ言われて「じゃあ、具体的にどうすればいいんですか?」って言って、自分が主催している飲み会から帰ったこともある。その人とは、もう一切、直接の縁はない。
ここ数年は、とくにアドバイスしたがる人が増えた気がするんですが気のせいでしょうか?
気持ちはありがたいと思っているんですけど、そういう人たちは、ボクの気持ちを考えること、ボクの言葉に耳をまったくもって傾けない。
人の話を聞かず、延々と自分の中の納得できない点について意見を投げかけ続ける。
一を見ただけで、十を知ったような感じで、アドバイスしようとしてくるわけです。
そして、ボク自身の問いかけ・質問には一切答えない。
アドバイスしたがる人ってなんなんだろうね
アドバイスしたがる人は、なぜか、危険をあおったり、最悪のシナリオばかりを一方的に投げかけ続けてくるんですよね。特に、最近増えたよくわからないスピリチュアル信仰の人々ですよ。やってることがあおり運転と変わらんような気がします。
どうやったら上手くいくか、どうすれば問題が解決できるか、どうすれば目的を達成できるかという具体的な方策は決して話そうとしない。これも、占い師、鑑定系の多いやつ。根拠がないパターンです。
他人のネガティヴチェックは得意なんですけど、当事者としての問題解決のソリューションの提供は、めちゃくちゃ不得意なようですね。
最終的には、自分で解決するんですけどね・・・的な捨て台詞をはいてくる。
アドバイスしたがる人は、不安を煽って、相手を掌握してコントロールしようとするわけです。これは、いままで会った人たちの共通点ですね。
・あそこは場所が悪い
・今のやり方は上手くいかない
・このままだと勿体無い
・このままではあなたは権力に消される
さまざまな言葉で不安をあおるわけですよ。
しかし、そのあおりまくる不安の根拠を聞いても絶対に答えないわけです。
なぜなら、アドバイスしたがる人は、相手を良い結果に導くのではなく、不安あおってコントロールしようとしているだけだからです。
アドバイスしたがる人は、決してボクの質問には答えようとしない
どこかで聞いてきた話や、どこかで見た他人の事例をボクに淡々と話し、自分は世の中を知ってるんだ、自分はすべての事象の理解してるんだ、自分は無知で無学なあなたのためを思って指摘しているんだと振る舞うわけですよ。面白くないですか。
あなたにボクの何がわかんねんって話ですよ。
しかし、アドバイスしたがる人は、自分がアドバイスしている内容について、経験がほとんどなかったりするのも事実です。
経験がない事をさも経験があるかのようにアドバイスしようとする
これも面白いんですが、ボクの質問には答えられない。
なぜならアドバイスしたがる人の多くが、自分ひとりで自分の名前で仕事をしてお金を稼いだ経験が無いからなんですよね。だれかが元になるビジネスを自分流にアレンジしている人がほとんどだってことです。
アドバイスしたがる人は、他人の間違いを見つけるのが上手い。
他人の間違いの指摘は無限にできる人が多いような気がします。
しかし、逆に指摘されると突然逆上する。昔のボクもこんな感じでした。
血眼になって、他人の間違いを粗探しし、それを指摘して、上位に立とうとするんですよね。ま、なにわ金融道、ヤ◯ザみたいな居直りです。
しかし、その間違いをどう正せばミッションを達成できるかは言わない。
言わないというよりも、アドバイスしたがる人は、間違いを指摘できるが正解を自分の言葉で説明することができない。というか正解を知らないんです。経験がないから。
困難に打ち勝つ、難題を解決するというのは、ペーパーテストとは違うんです。座学で学んでも、学びきれないことって、この世の中にはたくさんあるわけですよ。
ときには、断腸の思いで負けを認めて身を引くこともあっていいと思います。
数えきれないさまざまな失敗と、ほんの少しの成果の積み重ねの中で、頭を打ちながら失敗のたびに座学の必要を感じ、ほんの少しの成功の中で経験を積み重ね、自分の中だけの解を重ねながら、体験をたくさんして社会で生きていく方法を学んでいくわけです。
この数年でさまざまなアドバイスしたがる人に出会ってきました。
そして、ボク自身は、そんなアドバイスしたがる人の全員と距離をガッツリとおきました。
・・・というよりも、アドバイスしたがる人は、向こうから近づいてきて、不安であおりコントロールできないと分かると自らボクの元から去っていくんです。
アドバイスしたがる人の末路はいつも不幸です。
なぜなら他人へのアドバイスはできても、他人に不安をあおることはできても、自分の人生の解決策を見出すことが出来ないからです。マジで悲しいなって思います。
良い体験をたくさんした人
良い体験、経験をした人はアドバイスをしたがらない。
良い経験を積んだ人は質問があるまで答えることはないわけです。
しかし、質問を受けた時は、的確な答えに導いてくれる、ありがたい存在です。
良い経験を積んだ人は人の話をよく聞く。
良い経験を積んだ人は、自分が正しく理解していないことに対して意見したりしない。
聞きかじりで、自論を押し付けることがどれほど相手を侮辱することになるのか、良い経験を積んだ人は過去の自分の経験から学んでいるんですよね。
アドバイスしたがる人と良い体験をした人の違いは何だろうか?
アドバイスしたがる人は、他人の役に立とうとする。
良い体験・経験をした人は、結果的に他人の役に立っている。
アドバイスしたがる人は、自分の持ち場以外に意見しようとする。
良い体験・経験をした人は、自分の持ち場でより、良い結果を出し、それが他人の幸せにつながっているって思うんです。
アドバイスしたがる人は、出来ない理由を並べる。
良い体験・経験をした人は、どうすればより良い結果に結びつくか考えているって思うんです。
アドバイスしたがる人は、根拠のない不安をあおる。
良い体験・経験をした人は、不安を取り除く方法を考えて示してくれます。
アドバイスしたがる人は今ここにいない誰がどう思うかを代弁しようとする。
良い体験・経験をした人は、今ここにいる自分の考えを自分の言葉で話す。
アドバイスしたがる人は自分の仕事をまっとうだきないのに他人の仕事に口を出す。
良い体験・経験をした人は、自分の仕事をまっとうして他人の仕事に口を挟まない。
アドバイスしたがる人は自分が正しいということを分からせようとする時間が人の邪魔をしていることに気がつかない。話の途中割り込みがハンパない。
良い経験を積んだ人は人の邪魔にならないことが一番の協力だということを経験から学んでいる。
そして、なによりの違い
アドバイスしたがる人は、心が不健康だ。
良い体験・経験をした人は、心が健康だ。
そして良い体験・経験をした人は、めちゃくちゃ幸せそうだ。
ここ数年は、本当に力になってくれる人だけが残り、邪魔する人や、時間を奪う人は勝手に去っていっている。ネガティヴなことばかり言う人が周囲にいると健全な心も病んでしまう。実際、ここ数ヶ月前は、ストレスが強くて体調を崩していました。
自分の周囲5mに誰がいるか、それが、自分の人生を決める。
もし、あなたの周りにアドバイスしたがる人がいたら、距離を置くことがいいのかもしれません。
実に、自分自身で人体実験してみた結果レポートでした。
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